友達の定義
友達の定義は人それぞれだが、私の場合は、プライベートで関わる人たちを区別したくないので基本「友達」と呼んでいる。
知り合いはみんな「時々会ってお話をする相手」と言い換えても良いくらいだ。
それでも友達と呼びたい、ちょっとした理由がある。
私はめんどくさい性分で、長い時だと3~4時間、とりとめのない話に友達を付き合わせる。
「どうして肛門周りの肉塊は「おしり」なの?」
「人間に飼育される動物って幸せなの?」
当然、答えは出ない。
それなのに、ほとんどの人は嫌な顔せず聞いてくれる。
不思議なことに「そんなふうに考えられて羨ましい」と褒めてくれる人も。
私が友達の立場だったら、めんどくさくて距離を置くだろう。
だから、私と付き合って面白がってくれる人たちは、みんな優しい。
そんな人たちを「たま~におしゃべりする相手」なんて、接待係のような言い方はしたくない。
だから、今でも一緒に過ごしてくれる人達のことは、親しみを込めて友達と呼ぶ。
残念ながら離れた友達もいるけれど、かつては私の話を聞いてくれたユニークな人達。
離れたって、私は彼らのことも友達と呼んでいたいのだ。