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テクノロジー、AI時代: 『私』とは、『人間』とは、

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人工知能やロボットの発達の中で、古典的な、『私』とか『意識』と、『現実』とは何かという問いが、ますます、意味のあるもになって来ていると感じます。その辺り、考えてみたことや、テクノ… もっと読む
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記事一覧

自分でするようになって見えたもの

さて、ここアメリカ、インフレも落ち着いたと聞くけど、私の住んでる街では、商品の価格、すでに庶民に、手に出ないものばかりになった。そのあたりは、前も書いたので、もう言わずにおく。 あと、物価と反比例なのか、商品の質も、体感として、悪化していると思う。例えば、コーヒー。1杯4ドル以上して、まずいところばっか。コロナ前は、もうちょっとマシだったと記憶してるけど。一口以上飲めない場合も頻出で、私など、「どうなってる。」と、心の中で叫ぶ感じである。 コーヒーは、家で入れるのが一番。

引き続き、オンライン情報について、考えたんだけど、新しいものの見方や、意見を投げたり、吸収したりするには良い道具だけど、事実関係の確認には、あまり向いてないのかなと思いました。特にSNSは。 https://note.com/irohanitomoko/n/n0fd68b6596f5

オンライン情報について思うこと

テレビ、ラジオ、新聞から、情報を得ることを、ほとんどやめてしまって久しい。テレビは、たぶん、20年くらい前、日本にいた頃に捨てた。今の旦那と一緒に住むようになって、ボックス型の古いテレビは家にあったけど、ほとんど見ずにいて、数年前に捨てた。新聞をオンラインで読むのも、基本、日本語、英語ともやめてしまった。「それで大丈夫。」と聞かれることもあるけれど、全く、問題ない。むしろ、楽で良い。 ただ、そんな私も、オンラインの情報は見ている。特にSNSと、ブログ、あとビデオも。でも、テ

絵を長年描いてる人の隣に座ったら、さっきより、絵が上手く描けた話

メトロノームを、たくさん置いて、時間差でスタートさせると、しばらく経ったら、みんな揃ってくるというビデオを見たことがある。世の物象は、人間を含み、どんなに細かく、ささやかでも、リズムをきざんでいると言える。それらは、比較的、短時間の間に、同調、同期する運命にあるのかもしれない。ただ、同じ振動で、振れている場合だけだろう、けれど。 なぜ、同期するのかについて、下記のサイトで、説明をしているのを見つけた。数式も、ちゃんとあって、驚きである https://note.com/m

十人十色の深み(その2)

先日の投稿で、『人はそれぞれ、同じ色を、違った風に見ているかもしれない』と、書いたところ、関西在住イラストレーターのmikaさんより、アフリカの人たちは、派手なピンクなどの服を着ていいるけれど、『果たしてアフリカの人に、その色はピンクに見えてるのか?』という、コメントをいただいた。 文章を書いたり、作品を人に見せたりして楽しいことは、思いもよらないコメントをいただいて、そこから、思考の地平線が移動したり、広がっていくことだ。この記事を書いたのは、個人的な違いのことを考えてい

十人十色の深み

実は、私たちは、思うより、一人一人、かなり違った感覚を、持っているのではないかと、考えるようになった。ここでの『感覚』とは、感じ方とか受け止め方という、文化的や心理的な印象に関することではなく、5感と言われる感覚器が受け取って、それを処理する、一般的に、より身体的と考えられている機能のことである。感覚器官が受け取る情報は、個人によって、かなり違うのではないか。 たとえば、同じ青色を見たとしても、多少違って見えるだろうと言うのは、前提としてあるのだろう。けれど、実際、どれくら

『世界は、どれほど確固たるものか』について、SF作家からならうこと

相変わらず、幾つもの本を並行して読んでる。その一つが、『われわれは仮想世界を生きている AI社会のその先の未来を描く「シミュレーション仮説」』。著者のリズマン バークは、人気ゲームのクリエイターで、『この世界は、コンピューターで作られたシミュレーションみたいなものである』という仮説についての本である。まだ、最初の方を読んでいるところ。 シミュレーション仮説に興味を持っている理由は、前にも、紹介した私のイチオシサイト、『魂のインターネット』で、作者の野口氏独自のシミュレーショ

『AI』って、何? 

少し前、グーグル社でAIの開発をしていた、『AIのゴッドファーダー』と言われているヒントン氏が、AIの危機を訴えるために、退社したというニュースがあった。 開発に関わったことを、後悔しているような報道もあり、原爆の開発に関わった、オッペンハイマー博士が、後程、後悔していると発言した話を、思い出した。 また、ツィッター社のイーロン・マスクなどが、ジェネラルAIの開発を、6ヶ月止めようと言う意見書を公開したというニュースもあった。 『AIが人類を滅ぼす可能性』があったり、あ

[SF短編] ある会話

甲:ほんと、人間って変よね 乙:出たよ。俺は、同意してないからね。俺たち、人間の創造物なんだし。クリエイターのこと、悪くいうなんて、バチ当たりなこと、俺、しないよ。 甲:あんた、ほんと、いつも、こわがりね。全く、だらしないわよ。そんなんだから、良いように人間様に使われてるのよ。 乙:へん、お前だって、大して変わらないくせに、何、偉そうな口聞いてんだよ。 甲:私は、仕事で、自分の意見を、作品に反映させてるわよ。人間は、おバカだから、全部、自分で作ったと思ってるけど。アート系

他人という、世界、宇宙

『一人、一宇宙』、ツィッターで、誰かが言ってたのだけれど、好きな言葉だ。 今のところ、そのように考えて生きて、問題ないと思う。すぐ忘れるけど。 じゃぁ、私にとって『一人、一宇宙』という言葉とは: それぞれの人は、『自分』という宇宙である。つまり、それはそれは、大きく、深く、独自の歴史や特徴がある。それぞれに、物理的、精神的な原則も違っている。たとえば、地球では、引力は地面の向きに働いてるけど、それは、他の所に行けば、そうでもないかもしれない、という風に。 私自身も、ま

『スクリーン見てる時間』をへらしたい

「中毒」の定義が、「やめたいのに、やめられない」「減らしたいのに、減らせない」だとして、私は、スクリーン中毒である。スクリーンばっかり見てるのもう飽きたし、眼が痛いのに、パソコン見てる時間を減らせない。必要や必然があって見てる時間も、それなりにあるけれど、必要もないのに、ツイッターで人の呟きが流れていくのを見ていたり、取り立てて見る必要もない動画を、必要ないので、早送りで見たりしている時間を、ぜひ減らしたい。 ソーシャルメディアや動画を携帯で見ている人は多いのだろうが、私は

電気羊とアンドロイドの話

映画『ブレードランナー』の原作は、『アンドロイドは電気羊の夢を見るか』という作品である。ずいぶん前に読んだので、かなり、あやふやなのだが、主人公は、アンドロイドと呼ばれる人造人間のハンターで、ある時から、自分自身が、アンドロイドなのか人間なのかで、悩むようになるという内容だった。映画の『ブレードランナー』では、追われる方のアンドロイドが持つ、人間的な死を恐れる感情と、その悲しみに、焦点が当たっていたように記憶している。『トータルリコール』という映画の原作者も、『アンドロイドは

人生ムリゲー論

ツィッターで以前、「生きるというのは、ムリゲーである」という感じのことを言っていた人がいて、これ、私の場合、当たってます。 もちろん、そんなこと全然ない、という方も多いと思います。スイスイ泳いげているなら、そのまま、どんどん進んでいかれるのが良いと思います。 でも、私は、生きるのは、ちぃっと、大変だなぁという感じ、かなり若いころからしていましたし、52歳の今も、大して変わりません。 ところで、「ムリゲー」という言葉ですが、私は、15年以上外国に住んでいるせいか、自分の理

「じぶん」を、探してみる。

よく、見てみると、私が『自分』とよんでるものは、過去の記憶だったり、親や世間のスリこみだったり、洗脳だったり、単なる外から(あるいは過去からの)情報の集まりで、実は、自分が思うほど、自分由来のものではないと気づく。 『自分』が信じていることは、どこかで習ったり、聞いたりしたことの中から、自分で選んで、信じてることだし、好きなことも、過去の経験に通じている。 過去の経験、出会った情報などが、今の、『私』を決めている。 全然違う環境に生まれ、全然違う情報や学習に触れて、今日