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14年勤めた病院を辞めて無職になりました。

看護専門学校を卒業して14年間、総合病院に勤務した。
社会人として自活するのは、仕事は大変だったが充実していたと思う。
旅行したり、好きな洋服を買ったり、自分の働いて頂いた給料を、好きに使えるということは本当に楽しかった。

その代わり、仕事は非常に厳しく、何度も挫けそうになった。
看護師を続ければ続けるほど、自分には向いていないという思いが強くなっていった。
人と同じように覚えたり出来るようになるまで、時間のかかる方だった。
それでも、謎の努力と根性で頑張っていた。先輩や後輩に恵まれていたこともが、自分にとっては続けられたおきな要因の一つだったんじゃないかと今では思う。あんなに毎日失敗ばかりだったのに、10年も続ければそれなりにはなるものなんだなと感じていた。

しかし急遽訪れた部署異動!総合病院では避けることの出来ないことである。ここで全く畑の違う部署で働くことを余儀なくされる。また新人の頃と同じ努力を数年続けなければならない。また始まる修行の日々…。自分は時間がかかっても、成せば何とかなるのは経験からわかっている。しかし、世はコロナ時代で過酷な勤務状況。頼れる仲間はいなくて孤独だった。

もう無理、まじ辞めたい。シンプルにそう思った。

次第に看護という仕事に対しての違和感が強くなっていき、定年まで看護師で働いて、それで一生が終わっていってそれで良いのんかという気持ちが強くなった。

結婚もしていないため、1人で生きていかなきゃいけないのに、長く勤めた安定した職を失うのはかなり不安があったが、それよりも向いていない仕事をそれなりに頑張れたのだから、新しいことにチャレンジできるんじゃないかという思いが強くなり、退職することを選択した。ちなみに、次に何をしたいかということは全く未定だった。あの時の自分は早く楽になりたかったんだと思う。

この選択が正しかったのか、間違っていたのかはまだわかっていない。

とにかくも書くにも、ここから私の絶望と希望に満ちた独身アラフィー特技無し女の、無職ライフが始まる。

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