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ネガティブの話。

ちょっと重たそうなタイトル。
でもちょっと、身近な話。

ネガティブっていうと、どんなイメージがありますか?

「直した方がいいところ」
「自分の駄目だと思うところ」
「自分の嫌いなところ」

そんな風思っている方が多いかもしれませんね。

身近な話。
でも、できれば目を逸らしたい話。

今日は、そんなネガティブを考えてみる記事です。


1,自分のネガティブを考えてみた

実例も兼ねて、私自身の経験をお話します。
私がメンタルトレーニングに通うきっかけになったのは、
そもそも自分のことが嫌いだったからでした。

自分が嫌いって、我ながらなかなかのパワーワードだなぁ…って、書いてて思います。
 
自分に自信が持てない
不安ばっかり考える

そんな、自分のネガティブな感情は自分を苦しめるものでしかないと思っていたし、
周囲の人にも負担になるし、
なんなら変わらないと幸せになれない、とまで思っていました。
嫌になっちゃうよね、もっと明るく生きられんかな…無理だよね、変われっこない。
自分がいつも自分に言ってる感じ。
私にとってのネガティブは、すんごくマイナス。
そんな感じでした。

2,ネガティブは消える?

さっきの話の流れなら

「トレーニングで消えるかな?」
「むしろ、消えてほしい!そんで、ポジティブになりたい!「」

って思うかもしれませんね。

…私も、思ってました。だって、ポジティブでいたいじゃないですか。

「ポジティブな考え方」みたいな本のタイトルやネット記事だってよく見るし。
「物事をポジティブに捉えましょう」って言葉もよく耳にする。

――――――――――

でも、残念ながらネガティブって消えないんです。
なぜかというと、ネガティブにも大事な役割があるから。

日常生活の中で、不安を感じたり怒りを感じたりすることがありますよね。
これまで生きてきた中で、「これはヤバい!」って思った経験があったら、二度と味わいたくないですよね。

二度と味わいたくない経験、きっとこの記事を読んでくださっている皆さんも思い当たる何かがあるのではないでしょうか?

自分の行動を制御して、自分を守るための大事なブレーキ。
それが、ネガティブな感情の大事な役割です。

「石橋を叩いて渡る」とか言うけど、不安な経験をしていなければ叩いたりなんてしない。むしろ、「この石橋壊れるかも?大丈夫かな?」なんて思ったりしない。

不安だったり、恐怖だったりのネガティブな感情は自分を守ってくれる大事な一部。
だから、消えないし消すこともできない。

ちなみに私は、
ビビりで心配性な性格なので、石橋を叩いて叩いて、叩きまくります。
で、叩きすぎてちょっと疲れて、「もう壊れん!渡っちゃえ!」でダッシュで渡る。

これもまた、私の性格であり個性であり、
ネガティブとそしてポジティブが、自分の中にあるってことなんだろう、と思っています。

ただ、
「ネガティブも大事な一部だよね」って思えるようになるまで、時間はかかりました。


何年も。

だって、元々どちらかというと完璧主義で、人に良く思われたくて、人の目が気になっていたんですもん。
そんな私にとって、「自分の駄目なところも大事なんだよ」なんて、簡単に
受け入れられるはずがなかった。

繰り返しくりかえし、先生に教えていただき、
その都度サポートを受けながら

「なんで、ネガティブを受け入れられないのかな?」
「そもそも、なんで駄目って思っているの?」
を自問自答して。

だから、何年もかかった。

それくらい、自分を受け入れていくことってムズカシイ。

その過程の話も、どこかで記事にしてみようと思います。


3,ネガティブな感情との、付き合い方

さっきの話のところで出した話が、実はヒントだったりしました。

ネガティブな感情な感情との、上手な付き合い方。



それは、
「ネガティブが自分の中にあることを認めること」
なんです。これが第一歩。



ネガティブを無かったことにすることは、感情の抑圧になってしまい、心にものすごく負担をかけます。

ちょっと想像してみてください。


車をぶつけられたとします。

その瞬間、イラっとしませんか?それか、落ち込みませんか?
怒りでも、不安でも心配でも、どんな感情でもいいんです。

「おいーーー!!何処見てんの!?」
「うわ、修理費いくらになるんだろう…」

この時に、感情を抑制して消そうとするの難しくないですか?

じゃ、どうするか。


「ネガティブな感情を ❝ あって当たり前のもの ❞ として、認識する」


です。消せないものは仕方ない。
良いも悪いもなく、ただ認識する。

それができるようになっていくと、感情をジャッジすることから、
思考に切り替えていくことができるようになります。

さっきの例でいくなら、

「車をぶつけられた事実は変わらない。」
「ネガティブな感情も消えない。」
 
…じゃ、どうする?
 
とりあえず、警察に連絡しよう。
保険会社に連絡もしよう。そんで、修理費の見積もりを出してもらおう。
これが、
感情を受け入れるということ。
そして、思考に切り替えていくということ。
 
 
思考の切り替えは、また別の機会にまたまとめてみようと思います!

4,最後に

色々書きましたが、ネガティブな感情を受け入れるってすごく難しいですよね。
実は、私自身受け入れをできるようになっていったのは、ここ1年位の話なんです。

「なんでネガティブはいけないって思う?」
「その感情もね、あって良いんだよ」

先生から、何度もそんな言葉をかけてもらう中で、
少しずつ
本当に少しずつ自分を受け入れていったような気がします。

認めたくなかった、弱い自分。
でも、不安を抱えながら頑張っていた自分。

自分のネガティブな感情も、これまで生きてきた中で頑張ってきた証だったりするのかもしれません。

最後まで読んでくださって、ありがとうございました。


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