『スーパーマリオオデッセイ』は絶対売れると感じたワケ
いよいよ10月27日に発売が迫った『スーパーマリオオデッセイ』。『ゼルダの伝説』、『スプラトゥーン2』に続く、ニンテンドースイッチの目玉ソフトとして期待の声が挙がっています。
僕もそのうちのひとり。そわそわして、何か情報出ていないかなーとネットサーフィンをしていたら、よゐこ濱口さんがプレイしている動画に出会ったので見てたんですよ。
そしたら、もう「これは売れるわ」と確信する機能が搭載されていたので解説します。
「旅」がテーマの新作マリオは、カメラ機能がインスタっぽさ満載
今回のマリオのテーマは「旅」。もはや旅行とは切っても切り離せない、写真撮影の機能がものすごく優れているんです。その名も「スナップショットモード」。
具体的になにができるのかというと、時間を止めてカメラの位置や寄り具合を調整できたり、
フィルタで写真を加工したり、
スマホ用に縦長の写真へ加工できたりするんです。
こんな写真も撮れるみたい。
ただ、ここだけ見ると「これまでのゲームにもあったじゃん!」とツッコみを入れたくなるかもしれません。でも違うんです。
インスタによる流行の条件を満たす初めてのゲームかもしれない
ちょっと前提の話をさせてください。
もはや嫌悪の声があがるほど、耳にする”インスタ映え”という言葉。見栄えのいい写真が撮れるところ/もの はたちまちSNSで注目を集め、膨大な集客へとつながる世の中になっています。
このような写真を発信源としてものが流行るようになったのは、4つの条件が満たされたからだと思います。
・誰でも手軽に高画質な写真が撮れる(スマホが普及した)
・撮った写真をより魅力的にできる(インスタのフィルタなど)
・思わず撮りたくなる被写体がある(インスタ映えする場所、もの)
・みんなが使っているSNSへすぐアップロードできる
『スーパーマリオオデッセイ』はこれらの条件を満たしている、おそらく初めてのゲームになるのでは、と感じました。
・誰でも手軽に高画質な写真が撮れる(ニンテンドースイッチの標準機能)
・撮った写真をより魅力的にできる(『スーパーマリオオデッセイ』のフィルタなど)
・思わず撮りたくなる被写体がある(ゲームの道中で出会う風景など)
・みんなが使っているSNSへすぐアップロードできる(スイッチの標準機能)
これらを満たしているということはつまり、『スーパーマリオオデッセイ』内で撮影された写真をSNSで見かけた人がゲームの購入に至るという、新しいアクションを生み出すのではないかということです。
それぞれ説明します。
・誰でも手軽に高画質な写真が撮れる(スイッチの標準機能)
プレイしたことがある人にとっては当たり前なのですが、ニンテンドースイッチにはスクリーンショットの撮影が標準機能として備わっています。
他のゲームソフトでも撮影の機能はあったかもしれませんが、コントローラーへの標準装備はここ最近のことです。
・写真を魅力的にできる機能がある
これは先ほど紹介した「スナップショットモード」のこと。「あ、写真撮りたい!」と思ったら時間を止めて、見栄えのいい構図や被写体への寄り具合を調整できたり、フィルタをかけてより魅力的な者写真へと仕上げたりできます。
・思わず撮りたくなる被写体がある
これは言葉だけだと難しいので、よゐこの濱口さんが、実際に撮影したものを見てみましょう。
広大な風景
現実の頭身の人がジロジロ見てくる。マリオとのギャップがすごい。
ツッコミたくなるポスター。(この世界ではクッパとピーチ姫が結婚!?)
・みんなが使っているSNSへすぐアップロードできる
ニンテンドースイッチの標準機能としてSNS連携が備えられているので、すぐにSNSへ投稿ができます。
画像によるゲーム周辺のコミュニケーションが増えて、購入につながるのでは
ゲームの市場(に限りませんが)は、企業が発するCMなどのメッセージよりもユーザーの感想が重視されるようになっています。
そこでゲーム会社は自社の製品に魅力を感じてもらおうと、有名なブロガーにブログを書いてもらったり、Youtuberに実況動画をつくってもらったりと、視聴者との接点を生み出していました。
これらの届け方がなくなるわけではなく、新たに画像を中心としたコミュニケーション手段も加わってくるはずです。
『スーパーマリオオデッセイ』が試みている画像のコミュニケーションは特別な機材を必要としないので、多くのユーザーの発信を期待できます。
一般のユーザーが発信した画像を見て、「なんかおもしろそう!」と思ってもらう戦略というわけですね。もちろんほかにも魅力はありますが、いままでよりも未購入者へのアプローチの方法が増えるので、売れるだろうという予測です。
『スーパーマリオオデッセイ』は、販売数で累計2位の『マリオカート8デラックス』を超える70〜80万本くらいには、届くのではないでしょうか。(1位は『スプラトゥーン2』の125万本。データは株式会社Gzブレイン マーケティングセクションより)
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