【高校生就職】納得できないのに辞退できない!は終わりにしよう

新型コロナウイルス感染症の影響は高校生3年生の就職活動にも大きな影響を及ぼしている。
採用試験が1ヶ月後ろ倒しとなり、2020年は10月16日(金)が解禁日だ。

60年以上前、昭和の時代から続く様々な「慣例」が高校生の就職環境には蔓延っている。
慣例とは法律で定められているルールでもないのにも関わらず、これまではこうだった。そうしてきた。の前例主義で事実上のルールであるかのように振舞われてしまっているものだ。

タイトルにもある辞退できないはやめようとは、内定辞退のことだ。
就職活動をする高校生の9割以上が利用するのが「学校あっせん」であり、一人一社制というルールが存在している。
文字通り高校生以外の就職活動では当たり前の複数応募は不可であることを指す。

一度に応募できるのは一社ずつと厳格に定めているくせに内定辞退はできない。としか進路指導できない教員が少なくない。

納得できないのに、就職して高校生本人はもちろんお金と時間をかけて採用している企業が双方共に幸せになれるだろうか。

答えはもちろん否だ。
リクルートワークス研究所の古屋研究員発表のデータが証明している。

なんと8人に1人は、入社後半年未満で離職。

そして、もうひとつ目を背けていはいけない事実。
離職後、36.2%もの方が非正規雇用に就く。ということ

受験企業決定までの指導プロセスをもっと丁寧に行えれば改善できる可能性はあるが、7月1日に求人票が解禁になってからわずか2か月後には応募する現在のプロセスではあまりにも情報を得て考える時間が乏しい。

就職活動を機に、どう働きたいか、どんな企業で勤めたいかをはじめて真剣に考えるなることも少なくないのではないか。

このブログで綴りたいことは高校生に向けた辞退の推奨ではなく。

知らなかったばかりに、納得できていないのに進路決定してしまうミスマッチを減らしたいということ。
高校生を応援しサポートする教員が認識違いから内定辞退の辞退を強要し不幸を量産してしまう現状が変わるひとつの投げかけになれば嬉しいです。

※出典
https://www.works-i.com/project/koukousotsu/first/detail004.html

https://www.works-i.com/column/works04/detail010.html

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