資源は「ゴミ」じゃない!!|漫画『酒と恋には酔って然るべき』第11巻
これまでの感想はこちら。
結婚が決まった、松子と今泉。
と、同時に松子は企画部へ異動になり、同期の名取と組むことに。
異動だったり、結婚だったり、色々あるけれど、順風満帆な松子。
週末に同僚の白石と今泉と3人で飲むことになり、2人を自宅へ招くことに。
そして、松子の家の棚いっぱいの日本酒に驚く白石。
思い出のカップ酒が、リニューアルではなく無くなってしまうことに疑問を持った今泉に、松子は意外な理由を説明する。
飲み終わった瓶を酒屋に返してる松子に対し、資源ゴミとして捨てていると答えた2人。
瓶工場の閉鎖により瓶が不足。
更に、酒屋さんか、地域の資源回収に出すとリサイクル(リユース)されるのだが、燃えないゴミに出されると、そのまま廃棄になってしまう。
そして、その瓶不足の為、野口博士のカップ酒は終売となってしまった。
その野口博士のカップ酒を出していた末廣酒造の末廣「Simple」シリーズを楽しんだ3人。
白石が帰った2人きりの部屋で。
松子はカップ酒を手に取り、いつもここにあるものが無くなっていく事実を感じつつ
感慨深げな松子に今泉は「変化がないと苦痛でしょ」と答えて
と、続けたのだった。
結婚が決まったからって、あまりはしゃぐわけじゃなかった
毎度思うけど、はるこさんの漫画のキャラクターの妙なリアリティーね…。
いや、大人としては割とある話だったりする内容なんだけど、何ていうの? ドラマチックにはならない。ドラマチックになりかけて現実に引き戻されるっていうか(笑)
日本酒部にやってきた矢吹さんに、松子と結婚することを伝えた今泉への矢吹さんの返答が
で。(※今泉と矢吹は同期)
と暴露される今泉。
松子、年上だって悩んでた(?)時期もあったのにね。そっちの属性の方とは(笑)
このお年頃だとイコール年上好き、と判断していいかは少し悩むとこだけど。
現実はそんなにロマンチックじゃない、っていう。
でも、この妙なリアリティーがはるこさんの作品の魅力だったりするから。
たまらないです。
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