王芳を殺した三人の官女は、全員辰の一族と関連がある家の者でした|ライトノベル『薬屋のひとりごと』第14巻
架空の中華系の国が舞台。
花街で薬師をしていた猫猫は、攫われて売り飛ばされ、後宮の下女として働いていた。
ある事件をきっかけに、寵妃の毒見役になった猫猫は、美形の宦官・壬氏と一緒に後宮の様々な事件を解決していく。
これまでの感想はこちら。
名持ちの会合へ訪れた猫猫。
そこで知る、卯と辰の不仲。
当主たちの喧嘩の原因は辰に伝わる家宝。
卯に盗まれたと主張する辰と、盗んでいないと主張する卯。
40年前に失われた家宝がまだあると信じている辰一族。
最近、力を失っている、元上級妃である里樹の実家・卯一族。
更に、以前、羅漢の執務室で起きた首吊り事件の犯人である3人の官女がいずれも辰の一族と繋がりがあったという事実。
緑青館の妓女・女華の翡翠の牌を狙った窃盗事件。
今は無き「華佗」と呼ばれていた皇族の存在。
派閥争いをする若い武官たち。
そして禁猟期間に行われる、狩猟会。
辰の家宝、翡翠牌、華佗の書。それらに関わってくる存在―― 果たして、謎はどこに繋がっているのか?!
※現在、アニメ化に伴い、KindleUnlimitedで原作小説が3巻まで配信、ねこクラゲコミカライズ版が1巻配信されています。
その他、BookLiveやコミックシーモア等の電子書籍配信サービスでねこクラゲコミカライズ版1巻や倉田コミカライズ版4巻まで無料配信もされていました。(2023-10-24現在)
それぞれの時間が少しだけ進む最新刊
TVアニメ版も好スタートを切ったようですね!
これから毎週楽しみです。
とりあえず1話だけ……と思いながら3話全部見ちゃったわよ。
さて、前巻の終わりから、その数日後くらいの時間軸で始まるのね。
年1回くらいしか新刊出ないから、何だか変な感じがする。
今回も1番印象的だったのは羅半兄!
西都でも大活躍だったけど。
辰の恋文男(猫猫たちが西都に行ってる間に、姚に趣味の悪い恋文を送ってきた男)との決闘は凄かった。
この価値観からして凄い(笑)。
そりゃ、そうなんだけども。
その他、この名持ちの会合では、馬閃と里樹の関係も進展の兆しが見えてきた。
上手くいくと良いなぁ。
そして、緑青館は女華が継ぐのか。1番“らしい”かも。
梅梅は身請けされて既にいないし。白梅は李白が身請けするんだろう。
雀さんは相変わらず登場回数が多い(笑)。
弟子も取ったようだし、どう話に影響していくのかも楽しみ。
時間は進んでいるんだ、と思わせる小さなエピソードが重なり合って、そこに薄っすらと関わってくる辰の存在。
子の一族や、玉の一族とか、色々な事があったけど。辰の一族もそのうち大きな話が来るのかな。
どんな話になっていくのか、楽しみです。
ところで、壬氏の印象があまりないんだけど……あ!狩猟の時にはいたか!? いたな!!
何かここ最近印象が薄い気がする、のは、気の所為かな?
ラブストーリーか王族絡みのエピソードじゃない時は、ほぼ雀さんか羅半か羅半兄で事足りてしまっている気がする(笑)。
特に羅半兄のマルチっぷりがハンパなくない?
アニメ版でも羅半兄の活躍を早く見たいけど……すぐには出てこなそうだな……
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