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お金握らせてこないで!?|漫画『ツイてないゲーム実況者は憧れの人に課金される』第2巻
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これまでの感想はこちら。
「八木さん クリスマス予定ある?」
憧れの及川に、突然、そう誘われ、呆然とするハスミ。
好きな人とクリスマスを過ごせることは嬉しいが。
何故、誘われたのか、わからない。
…及川くんは、
ただの友達。期待なんかしちゃいけない。
そして、約束のクリスマス当日。
イルミネーションが見れる夜の待ち合わせまで、友人のサエとその恋人である深谷と一緒に過ごすことになったハスミ。
そこへ、同じように友人2人と約束の時間まで一緒にいた及川たちと偶然会い、そのまま6人でイルミネーションの時間まで遊園地で遊ぶことに。
まもなくイルミネーションの時間。
その時、不意にサエの恋人である深谷が、ハスミに言った。
「そうだ思い出した。八木さんってさ、」
「深谷くん?」
「「メメ」の声にそっくりだ。」
動揺して、上手く答えられない代わりにそれを否定したのは ――背後にいた、及川だった。
深谷は「人違いか」とあっさり引き上げたものの、ハスミには疑問が残る。
何故、本人でもない及川が否定をしたんだろう。
その疑問に答えるように及川が口を開いた。
「…ごめん。
俺、君が「メメ」だって知ってた。」
驚きと、共に。
ハスミは悟った。
何故、及川が突然、自分をクリスマスにイルミネーションを見ようと誘ったのか。
配信を、見ていたからだ。
私が、「メメ」だからだ。
馬鹿みたい。
イルミネーションを見ることなく。
逃げるように、ハスミはその場を後にした。
投げ銭握らせる及川くん可愛い
何だかんだあって。
ハスミ(と、兄)の実家に一泊することになった及川くんが、ハスミの同窓会で彼氏のフリをしたり、したりして、面白いエピソードも多い2巻でした。
及川くん、ハスミのことは好きなんだろうけど、恋愛的な意味でなのか、ファンとしてなのか、ちょっとまだフワーッとしてるよね。
ハスミに惹かれるたびに、迫ってくるのではなく、現金(投げ銭)を差し出そうとする及川くんが面白い。
及川くんが帰る日に、ハスミが彼の目の前でホラーゲームをする事になった時も「生メメだ…」と感動した顔をしながら、お財布から一万円を引き抜いて
「投げ銭です。」
「お金握らせてこないで!?」
何だろう。
お互いに好きなことには変わりないんだけど、恋愛的な意味で及川が好きなハスミと、ファン的な意味でハスミが好きな及川の、この食い違い感。
違う! 違う! 求めてるのは現金を握らせてくれることじゃなーーい!! みたいな(笑)。
ハスミ=メメってことが及川くんに知られても、何だか上手くいきそうで一安心だけど。
まだまだ “不憫かわいい”ハスミは人気者になりそうな予感……人気になったらなったで色々ありそうだし。
これからどうなるんだろー?!
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