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デモ オレハ キラワレテイルカラ|漫画『婚約破棄を狙って記憶喪失のフリをしたら、素っ気ない態度だった婚約者が「記憶を失う前の君は、俺にべタ惚れだった」という、とんでもない嘘をつき始めた』第2巻

公爵家のフィリップと子爵家のヴィオラは婚約者同士。

しかし、2人で会えば沈黙が続き、パーティーに出ればヴィオラといるのが恥ずかしのか、フィリップは早々に帰ろうとしてしまう。

ある日、馬車の事故をきっかけに記憶喪失のフリをすることにした。
記憶喪失を口実に、この婚約を破棄する為に。

しかし

「俺は婚約を破棄するつもりはない」
「どうしてですか」
フィリップ様だって 過去にわたしとは何もかもが釣り合わない
嫌いだって言っていたのに
「君と俺が愛し合っていたからだ」
「…………は?」

『婚約破棄を狙って記憶喪失のフリをしたら、素っ気ない態度だった婚約者が「記憶を失う前の君は、俺にべタ惚れだった」という、とんでもない嘘をつき始めた』第1巻

婚約者が、とんでもない嘘をつきはじめた!!

存在しない“思い出”を語るフィリップに動揺しつつも、婚約を継続しているヴィオラ。

女性向けの舞台に誘えば喜んで行ってくれるし、刺繍をした栞も喜んで受け取ってくれる。

嘘のことがなければ、順調過ぎる婚約期間だった。

そんなある日。
フィリップに呼ばれて公爵邸を訪れたヴィオラは、フィリップを待っている間に、彼の飼っているというインコの“ヴィオちゃん”に出会う。

彼がインコを飼っていることは知らなかった。

ヴィオちゃんはよく喋るインコで、「ヴィオラスキダ」「ヴィオラワラッテクレタ」「ナマエヨンデクレタ」と、恐らくフィリップが話して聞かせたのであろう言葉を繰り返した。

その言葉で。

ヴィオラは、フィリップの好意を確信した。
記憶喪失になったと嘘をついてからの彼の言葉が、彼の本心だったのだと。

そして、公爵邸を帰る際に、ヴィオちゃんの元へお別れの挨拶に行ったヴィオラ。

ヴィオちゃんは先程と同じように

「ヴィオラスキダ」

『婚約破棄を狙って記憶喪失のフリをしたら、素っ気ない態度だった婚約者が「記憶を失う前の君は、俺にべタ惚れだった」という、とんでもない嘘をつき始めた』第2巻

と、喋る。
今度はお菓子を持ってくるからね、とその場を立ち去ろうとした、その時。

「デモ オレハ キラワレテイルカラ」

『婚約破棄を狙って記憶喪失のフリをしたら、素っ気ない態度だった婚約者が「記憶を失う前の君は、俺にべタ惚れだった」という、とんでもない嘘をつき始めた』第2巻

と、悲し気なヴィオちゃんの声が聞こえた。


えーい!イチャイチャしやがって!

な、2巻です(笑) 
イチャイチャしてるのが多すぎて、抜き出すキーワードが少ない!

ヴィオラは完全に流されて婚約破棄どころか、順調な婚約を継続中。

でも、どこか、何故、フィリップがこんな嘘をついてまで婚約を継続しようとしているのかが引っ掛かってしまってモヤモヤもしています。

その背中を押してくれたのが、フィリップの飼っているインコのヴィオちゃん!
ヴィオちゃんの言葉でフィリップをずっと疑ってたヴィオラの心境に変化が出てきた感じ。

ストーリーも楽しいけど、この作品を描いている、よねさんの絵が好きなんだよね。

絵、というか、構成? コマ割り? 
いや、表情かな……

何と言うか、見せ方が好き。

今回もいちいちヴィオラが可愛かった。眼福。

そろそろストーリーは佳境に入るのかしら?
2人がどんな形で真実を打ち明けることになるのか。楽しみです。


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