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いつか遊びに行くよ|イラスト・設定集『九井諒子ラクガキ本 デイドリーム・アワー 』『ダンジョン飯 ワールドガイド 冒険者バイブル 完全版』

今回は、どちらも『ダンジョン飯』のイラスト集なので、2冊一緒に。

本編は昨年、全14巻で完結済。
感想はこちら。

アニメも放送中。

『九井諒子ラクガキ本 デイドリーム・アワー 』と『ダンジョン飯 ワールドガイド 冒険者バイブル 完全版』はそれぞれ今年に入ってから発売した、作者・九井諒子のイラスト、設定集。



『九井諒子ラクガキ本 デイドリーム・アワー 』

とりあえず、この表紙が可愛かった。
本編でダンジョンの苦楽を共にした仲間がみんな楽しく踊っているのが良い。

九井諒子って“動”を描くのが上手い作家さんですね。アニメーターになっても優秀そう。

そして、『ダンジョン飯 ワールドガイド 冒険者バイブル 完全版』と共通して思うんだけど、ライオスってカッコいいんだね……イラストになると、そう思うんだけど、本編では感じたことない。……鎧のせいかな?(多分違う)

印象的だったのはChapter1、057ハーフフットの身長。チルチャックってハーフフットの中では高身長だったんだね!

あと同じくChapter1、073髪を伸ばしっぱなしで髭のあるライオス。なんか、ハリウッド俳優みたいでカッコいい。ファリンに「お父さんに似てきた」って言われたことにショックを受けて、いつものライオスに戻っていたけど(笑)。

Chapter2、006みんなでテーブルを囲んで何かを見ているのも良い。

Chapter3、021お好み焼き屋で、お好み焼き作りに挑戦するライオス、カブルー、シュロー。お好み焼きをハンバーガーみたいに作ったあと、もんじゃ焼きで起こるであろう、もう一波乱も見たかった。

さすが、というか。サラサラっと描いたような絵すら美しいんですよ。

イラスト集とかって、基本見た絵が多くてパラパラーっと見て、面白いけど高いなぁ、って思うことが多いのですが、大容量!大満足な1冊でした。


『ダンジョン飯 ワールドガイド 冒険者バイブル 完全版』

こちらは、『九井諒子ラクガキ本 デイドリーム・アワー 』と違って、キャラクター本。
それぞれのキャラクターの詳細な設定が載ってます。

しかも、結構な数のキャラクターにそれぞれ日常的なエピソードの1〜2Pの漫画があって、それも楽しい!

カナリア隊とか、本編では個々のキャラクターまで意識しなかったけど、結構個性的なメンバーだった(笑)

そして、今回新たに加わった翼獅子の項目は興味深かったです。無限ライオス。あったね。

あとさ、冒険者の部屋事情の項目!TVアニメ版EDってこの絵が元ネタじゃない?!

違うかな? 

更に更に、巻末に大ボリュームで追加された本編その後の話は面白かった!

本編の終わり頃から、デルガル面白いな……と思っていたけど、本編後の周辺国の補償問題の交渉で長命種と対等に渡り合うデルガルが良かった!
「塵になる」って言ってたけど、とても散りそうな人には見えないエネルギッシュさで(笑)。

チルチャックの娘たちの話も良かった!チルチャックってプライベートを語りたがらないキャラクターだから、つい興味を持っちゃうんだよね。
王様が独身って聞いて少し浮足立つ次女と三女だったけど、王様って言っても、ライオスだしね。あのライオスだしね。
嫌って思うのは、何かわかる。

ライオスの呪いについては、えっ?! そういうことだったの?! って感じ。
漠然と、魔物好きだから〜 とか思っていたけど、突き詰めたら、そういう望みだったのか。
さすがサイコパス(笑)。

もう後半の本編後日談だけでも充分楽しめる!
少々お高めですが、『ダンジョン飯』が面白かったなら15巻目だと思って買っても損はないです!


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