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あなたはどんな気持ちでわたくしを殺したんですの?|漫画『ティアムーン帝国物語~断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー~』第7巻

 

これまでの感想はこちら。

アベル王子の身を案じて、クーデターの起きたレムノ王国に潜入したミーアたち。

しかし、馬車が何者かに襲撃され、馬車から投げ出されたミーアとそれを助けようとしたシオン王子は川へと落ちてしまう。

命に別状はないものの、仲間とはぐれてしまった2人は、ひとまず川辺に火を起こし野宿をすることに。

これからのことを話し合っていた2人だが、向かいにいるシオンを見ていたミーアは、ずっと気になっていたことを口にした。

「あなたは 相手が顔見知りで友人であったとしても もし悪に手を染めていたらその剣で断罪するんですの?」

以前の世界で、ティオーナと共に革命軍を率いてミーアを処刑したシオン王子。

ミーアは、彼がどんな気持ちで自分を殺したのかが気になっていたのだ。

「もしもアベル王子が民衆の弾圧に加担してその剣をふるったのであれば……
……そうだな 俺は彼に剣を向けなければならないかもしれない」

アベル王子がそれを選択したら、仕方ない、というシオン王子にミーアは怒りをあらわにして、本当にそうなのか、と問い返した。

「しかたがない……は最後まで必死に努力した者のちが言える言葉ではありませんの?」

シオン王子は、その言葉に今までの事を思い出す。
レムノ王国の窮状は、シオン王子の耳にも入っていた。しかし、その事に深く関わろうとはしていなかった。

ミーアは、それを知っていて、自分にアベル王子を断罪する資格があるのかと問うているのか――?

そして、彼女はアベル王子が悪をなす前に革命を止めようとしているのか――?!

しかしミーアは。

手遅れになった時に颯爽とやってきて
しかたないから断罪する! なんてひどいですわ
やっぱり こいつ嫌いですわ!!

全く別のことに怒っていた。

そして、ミーアに翌日以降のプランは一切、なかった。

※1巻はKindleUnlimitedで配信中


この作品にラブはないのか(笑)

こういう、2人っきりのシチュエーションって大抵ラブな展開になるはずなのに。

案外マヌケな結果になってるミーアとシオンがちょっと面白い。

前世の教訓から、サバイバルに強く、案外大胆なミーアも良かった。少し、シオンが遅れをとってるのも学園と違って楽しいし。
2人のいつもとは違う一面を見たというか。

相変わらず、自分ファーストなミーアの行動や言動を周りが深読みしすぎて何故か良い方に転がってしまうストーリー展開は健在。

そして!
ティアムーン帝国パートではディオン出てきた!
何故かコミック版のディオン好きなんだよね。
カッコよくない?

アニメ版でも見てるはずなんだけど、コミック版のディオンが好き。

基本的に杜乃ミズさんの作画って幼い感じなんだけど、何だろう。表情なのかな?

ディオンとルードヴィッヒ、アンヌもレムノ王国に向かうことになったので、今後の展開も楽しみです!


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