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『君か、君以外か。 君へ贈るローランドの言葉』感想 #本 #読書 #おすすめ本 #ローランド #ROLAND

私の勤め先は、とある製品のメーカーなのですが。

取引先に商品を納品する方法を営業担当の後輩(男性)に確認しようとして。

私「ねえ、これ、どうするの?」

後輩「配達する(=社員が直接持っていく)」

私「誰が?」

後輩「俺か……俺以外が」

私「……ROLANDみたいだね」

と、言うくらい世に浸透しているROLANDさんの『俺か、俺以外か』ですが。

私はこちらは未読なのですが。

ROLANDさんの2作目となる『君か、君以外か。 君へ贈るローランドの言葉』を読みました。

KindleUnlimitedにあったから、軽い気持ちで……というところが正直なところなのですが。

ジャンルは何になるんですかね?
エッセイ?
でも、内容は自己啓発本、と言っても良いような気がします。

というか、

定期的に本を読む方、ビジネス本って微妙なジャンルだと思いませんか?

何を読んでいいか解らない、って意味じゃなくて、そのジャンルに初めて触れた時は、あれもこれも、と読むんですけど、一定ラインを超えるとどれも巧みに顔を変えて同じことを言っているような……みたいな。

誰もが参考になりそうな内容のものは、特に。

それからは、ビジネス本を読まない、という訳ではないのですが、それなりに結果を出している人の本を読むようにしています。

中には「お前が知らないだけで、結果出してるよ!」って人もいるのでしょうけど、どうにも見分けがつかなくて。

大体、そのジャンルで一定の成功をされている、という方なので、そのまま自分の今にスライドして何か……という訳ではないのですが、具体的な例が豊富で、読み物としても面白いことが多いです。

中にはとんでもないトラブルの話とか、失敗談もあったりして。

そんな中で、ROLANDさん、です。

テレビの露出もあって、ホストとしても一定の成功をしている(“一定”に特に意味があるわけではなく、私がホスト界の天井を知らないだけです)だけあって、一見とんでもないアドバイスをしているものでも、そのあとに続く解説を読むと何だか納得できてしまうから不思議。

多分、下手な自己啓発本を読むなら、この本を読んだ方がよっぽど前向きになれる。

別に落ち込んでなくても、楽しく読めるけど。

個人的には巻末にある、ROLANDさんの名言集が面白かったです。

1つ1つの名言に、スタッフの方がコメントを付けていらっしゃるんですけど、たまに「もはや意味不明」みたいなことを書かれてるんですね。

あ、身近な人にとっても意味不明なのか、と。

しかし、トンデモ発言だけではない。
その中にパッと光るものがあるから、皆が引き寄せられる。

巻末の名言集にある

「人を嫌いになるには、人生は少々幸せすぎるんだ」

は、とても素敵な言葉だと思う。

さあ、あなたの心にもROLANDを。

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