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ちゃんと俺を教育してください、桃井先輩|漫画『二十と成獣』第2巻

主人公・桃井彩は3年目の社会人。高卒で入社したので現在二十歳。

初めての後輩、席が隣だということで教育係をまかされ、彩は期待と緊張で火賀を迎える。

火賀は、院卒な上に2年の留学をしていたので、彩よりも6歳も年上。

後輩だけど、経験豊富そうな火賀は何だかキケンな匂いがして――

これまでの感想はこちら。

「俺の好意、気づいてますか?」

『二十と成獣』第1巻

意味深な火賀の言葉を瞬時に理解できない彩、からのスタート。

彩の理解が追いつく前に、火賀は何事もなかったかのように、“いつも通り”に戻ってしまう。

そんな折に、先輩から製品テストを頼まれる彩。

「このまえ これ使ったのって火賀君やっけ」
「そうですね」
「あー… じゃあ2人で分担してくれへん? 桃井ちゃんがわかんないとこは 火賀君が教える感じで」

『二十と成獣』第2巻

いつもの“教える”立場から“教わる”立場に変わって、改めて火賀の経験値の違いを痛感する彩。

そして。製品テストを終えた彩に先輩が何気なく言った「わからんことあったら 遠慮なく聞いてな」という言葉に反応した。

そうだ わからないときはきく!

『二十と成獣』第2巻

火賀の言葉の意味は、火賀に聞くのが1番いい。
製品テストの質問だと思っていた火賀に、彩が口にした言葉は。

「わからない…です 好意って どんな意味で使いますか」

『二十と成獣』第2巻


両思い確定状態だし、“オフィスラブ”的な売り文句だったので、2巻になればほぼ確定なのかな……と、思いきやそうでもなかった。

むしろこの漫画は、人の良さそうな顔して突然モードの変わる火賀さんを楽しむ作品なのかもしれない。

「俺の好意、気づいてますか?」

『二十と成獣』第1巻

発言をされて、そのまま放置され、困惑しながらも火賀を目で追ってしまう彩。

それを「どうかしました?」「見てたよね?」と指摘して、答えに困った彩が「教育係なので!」と答えると

「そうですね ちゃんと俺を教育してください、桃井先輩」

『二十と成獣』第2巻

と、またまた思わせぶりな発言。

私の中で、悪い男を描かせたら、はるこさんの右に出るものはいないんですけど。

はるこさんについては、また別の機会にするとして。

火賀さんは、清純そうに見えて……ってパターンね。
とはいえ、余裕そうに見えて、彩の同期・倉木くんの存在もあるし、焦りが見える節もあるし、今後、やや三角関係の体を成している感じがどんな形になっていくのか、楽しみです。


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