好きじゃないよ そんな可愛い言葉じゃない|漫画『二十と成獣』第3巻
主人公・桃井彩は3年目の社会人。高卒で入社したので現在二十歳。
初めての後輩、席が隣だということで教育係をまかされ、彩は期待と緊張で火賀を迎える。
火賀は、院卒な上に2年の留学をしていたので、彩よりも6歳も年上。
後輩だけど、経験豊富そうな火賀は何だかキケンな匂いがして――
これまでの感想はこちら。
夜の誰もいない会社で、抱きしめてきた火賀。
自分を同期としてではなく、“女性”として扱った倉木。
その変化に戸惑う彩。
そんなある日、同期と飲みに行くので残業が出来ない、という火賀に、彩は以前、倉木が言っていた
という言葉を思い出す。
飲みに行った“同期”が誰かもわからない。
そして、自分のことをどう思っているのかもわからない。
そんな、彩のところに火賀から「来週の三連休、お時間ありますか?」とメッセージが届く。
火賀の誘いを受けることにした彩。
そして、約束の日。
迎えに来た火賀を見つめながら、起こるであろう変化に心を揺らすのであった。
火賀さんて、何者?
もうね。
本編はロマンチック街道爆進中なんですよ。
倉木くん、当て馬に成りきらないくらいの爆走なんですよ。
一昔前のラブストーリーと違って、最近のラブストーリーはあまりライバルの存在を強く出さないですよね。
昔ならヒーロー置いてけぼりの、ヒロインとライバルのキャットファイト…なんて展開も珍しくなかったけど。
より、ラブストーリーもリアルなのがウケる時代になったのかな?
そんなワケで、キャー!と悶んばかりの3巻です。
なんです、けど。院とか行ってて26歳で新入社員として入社してきて、何かオサレなマンション住んでて車も持ってる火賀さんて何者…?
そこ気になるの私だけ?
いや、そりゃ年上で、頼りになって、車とか持ってて〜って女の子の憧れですけど。
そこ、ラブストーリーっていうファンタジーとして目を瞑っていいとこ?
それとも、この先、この違和感が爆弾として出てくるの?
読んだままを楽しみつつも、まだまだ油断が出来ない作品です……
あ、でも火賀さんカッコいい。
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