また明日も一緒に食べようね|漫画『今日のアシュラ飯』第2巻
3度の飯を食べることが好きな女子高生・大森シズカは、席替えで隣の席になった不良・アシュラ君に屋上に呼び出された!!
実は怖い見た目に反して、料理が趣味なアシュラ君ことアキラ君。
バイト先の本屋でその秘密を知ってしまったシズカ。
恐る恐る屋上にやってきたシズカを待っていたのは、お弁当を持ったアキラ君。
その日から、アキラ君の作ったお弁当を食べる、という不思議な関係が始まった。
これまでの感想はこちら。
アキラに絡んできたカス高の赤城。
シズカを目の敵にするクラスメイトの鷹峰。
どこかトラブルが絶えない、アキラとシズカ。
そして今度は、現場に生徒手帳が落ちていたということで、アキラがカツアゲをした、という濡れ衣を着せられることに。
シズカも必死で擁護するが、取り合ってもらえない。
打つ手はないのか――?
どうしていいかわからない、シズカの横に現れたのは。
シズカをずっといじめてきた鷹峰だった。
教師と刑事に、鷹峰がクラスメイトの前田がアキラの生徒手帳を持っているところを見た、と証言してくれたことでアキラは無事に開放されることに。
アキラを庇ってくれたお礼を言いにシズカが鷹峰に駆け寄ると、鷹峰に逆に今までのことを謝られた。
鷹峰は、許されることじゃなかった、と言いながらも自分が太っていた頃の写真と共に「シズカを孤立させろ」という手紙で脅されていたことを告白する。
更に、アキラの生徒手帳を盗んだ前田はカス高の赤城に手紙で指示されたと証言しており、逆に赤城は前田に手紙で話を持ちかけられた、と言っていたことがわかってきた。
誰が、何の為に。
戸惑うシズカに鷹峰が言う。
原作タイトルでオチはわかるんだけども
『デブでブタ扱いされてた底辺女 が、学校一の不良男子に、メンチを切られたりお弁当を 作られたり告白されたりする話』 、ですからね。
ちなみにこの2巻が完結巻です。
1巻を読んだあと、結末が知りたくて原作小説も読んじゃいました。
2巻は2人を落とし入れようとする犯人を探すミステリー調な部分もありますが、それよりもどんどん仲良くなっていくアキラとシズカが楽しかったなぁ。
原作小説も面白かったですが、ナカノさんの描くシズカが笑顔が増えて、可愛くなっていくのがコミカライズの魅力だと思います。
ほぼ原作通りの結末なので、終わり方に意外性はないのですが、コミカライズ版を見ていると、むしろこの2人は付き合ってからの話の方が面白いのでは……? ともちょっと思っちゃいます。
料理をするアキラと、それを美味しく食べるシズカの構図はとても可愛かったので。
シズカは鷹峰さんたちとも仲良くなったので、そっちでも話は膨らみそうだし。
もう少し読みたかったな、と思う作品でした。
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