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めざすはギロチン回避!!|漫画『ティアムーン帝国物語~断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー~』
パンがなければケーキを食べればいいじゃない。
と、本当に言ったかは知らないけど、民衆を顧みず税を取り立て、私腹を肥やした貴族はフランス革命によって倒された。
そして、その貴族たちを処刑する為に登場したのが、ギロチン。
別名、断頭台。
何か調べたら、「苦痛を和らげる為に……」って書いてあったけど、和らぐ? あのビジュアル、寧ろ見世物感が満載じゃない?
しかも、フィクションのように、そんなスパッと切れなかったって聞いたこともあるし。
さて。
『ティアムーン帝国物語~断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー~』も、そんなフランス革命と同じくギロチンにかけれようとしている皇女の登場から始まる。
ティアムーン帝国の帝都ルナティア。
断頭台にいるのは、帝国唯一の皇女ミーア・ルーナ・ティアムーン、20歳。
彼女が17歳の時に帝国は革命により崩壊し、逃亡に失敗したミーアは地下牢に3年間幽閉された後。
彼女はギロチンによって短い人生を終えた。
「ひぃやああああああ!! く くくく くび! くびくびくびくびぃぃぃ!!」
あっ ありますわ 大丈夫 大丈夫
……
……ん?
ミーアは生きていた。
生きていた、が、何か小さい。
……あれ?
なんだか若いような…
というか…
幼くなってる?
なんと、ミーアは革命が起こる前、10代前半まで時間を戻っていた!
もしかして、長い夢でも見ていたのかしら?
そう考えていたミーアの脇には1冊の日記帳が。
それはギロチンにかけられる前のミーアが死の間際まで書いていた日記帳だった。
ミーアはその日記帳に不思議な力があることに気がつく。
ミーアが以前と違う行動をすると未来が書き換わるのだ。
これを使って行動したら、革命を阻止出来るかも?!
そして、全力ギロチン回避!のミーアの2回目の人生が始まったーー!!
アニメ化決定の人気作品
作画は杜乃ミズ。
本作の前は、アンソロジー等に読み切り作品を描いているようです。
おそらく、本作が初連載作品。
原作は餅月望。
本作以外にも男性向けのライトノベルを何作も執筆されてます。
ちなみに、本作も男性向けライトノベルに分類されています。(サービスによるかも)
女性向けだと思ってました。
性別を限定するような内容ではないですが。
出版社はTOブックス
『本好きの下剋上』などの出版社です。角川書店の社員であった本田武市と柴田維が独立して設立されたティー・オーエンターテイメントから出版事業を分社化したのがTOブックスだそうです。(後に、ティー・オーエンターテイメントを吸収合併している)
掲載誌・レーベルはコロナ・コミックス。
既刊5巻。連載中。
最新刊の5巻は先日発売したばかりです。
放送時期の詳細は未定ですが、2023年にアニメ化が決定しています。
主人公ミーア役は上坂すみれ。
自分ファーストなミーアが面白い。
人はなかなか変われないもの。
ミーアも1回死んでるにも関わらず、根本的な人柄は特に変わっていません(笑)。
動機はあくまで自分の保身(笑)。
革命を起こさないように飢饉に備え。
貧民窟に病院を作り。
交易を模索する。
全ては、ギロチン回避のため!!
ただ、彼女は悪い人ではありません。
前世でギロチンにかけられたのも、彼女が“悪いこと”をしたわけではなく、その立場にありながら無知で無関心だったから。
前世でも、それをどうにかしようと努力をしていなかった訳ではなかった。遅かったし、足りなかったけれど。
そのことを知っていたからこそ、ルードヴィッヒは減刑を嘆願したんだし。
だからこそ、タイムリープしてからは、ミーアは無関心で知らなかったことに関わっていくことで運命を変えようとします。
ちなみに、コミカライズより少し先のネタバレになるんだけど。
ミーアがギロチンにかけられた、その後。
傲慢なお姫様がいなくなって、めでたしめでたし……とはなってないようなんですね。
残った人は残った人で、あまり幸せになったとは言えない人生を送っていて。
基本、ミーア視点で語られているから、はっきりとはわからないけど。
ミーアが2回目の人生、何とかギロチンを回避しようよとする、その行動が。
結果的にミーアの為だけではなく、周りの人にとっても良い結果に繋がる、というのがこの作品の面白いところ。
そんなワケで、ミーアは2回目の人生でギロチンを回避できるのか?!
ん? ギロチンを回避しているだけのはずが、「帝国の叡智」とか言われてる?!
という、『ティアムーン帝国物語~断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー~』ぜひ読んでみてください!
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