![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/133407389/rectangle_large_type_2_ef91a8b0da2c3b8e321a6a355ed68fb0.png?width=800)
完璧でなければ 生き残れない世界なんだ|漫画『SPY×FAMILY』第13巻
冷戦状態が続く東国(オスタニア)と西国(ウェスタリス)。
西国のエージェント・黄昏は、東西平和を脅かす東国の政治家・ドノバン・デズモンドと接触を計るため、彼が唯一現れるという彼の息子たちの通うイーデン校に潜入するオペレーション「梟(ストリクス)」を命じられる。
自身は精神科医ロイド・フォージャーとして市中に潜伏し、孤児院からアーニャという娘を養子にし、公務員として働くヨルと契約結婚をした。
しかし、アーニャは人の心が読める超能力者、ヨルは“いばら姫”というコードネームの殺し屋だった!
お互いの素性を隠したまま、仮初の家族が様々な事件に巻き込まれるホームコメディ!
これまでの感想はこちら。
WISEの機密情報を持ち出した潜入工作員ウィーラーの捕獲に動いたロイド(黄昏)たち。
しかし、ロイドはそこで遭遇したユーリに怪我を負わされ、更にウィーラーに形勢逆転され絶体絶命。
駆けつけた夜帳も、ロイドを盾に取られて身動きが取れずにいた。
「この仕事に情なんてものは不要だぜ? 互いにいつ死ぬかわからないし いつ裏切られるかも わかったもんじゃない」
何者も信じない。だから、オレは強い。
と、言うウィーラーの足がロイドを踏みつけたところで。
夜帳の脳の安全装置(リミッター)が壊れた。
「弱い人 死ぬのが怖くて 裏切られるのが怖くて 誰も信じることができないのね」
夜帳の規格外の攻撃に耐えられず、倒れるウィーラー。
身体をボロボロにしながらも、とどめを刺そうとした夜帳を止めたのは。
「そいつを殺す必要はないし お前も死ぬ必要はない」
意識を取り戻したロイドだった。
ロイドの無事を喜んだのも束の間。
夜帳には別の心配が湧き上がる。
ていうか!!
先輩いつ目を覚ましたのかしら!?
え!? まさか 聞かれてた!?
いやいやいや そんなはずはない!!
あの時 先輩は絶対気絶してた!!
気配的に!! 絶対!!
動揺する夜帳の表情を、腑抜けた自分に怒っているのだとロイドが誤解したことで事なきを得ていた。
ともかく、夜帳の愛の力(?)で任務を無事に完了することができたロイドだが。
自分の危機感の無さを、悔やんでいた。
夜帳、大活躍!恋する乙女の夜帳がカワイイ
ウィーラーを倒すことよりも、ロイド(黄昏)に自分の気持ちを語ったのを聞かれたかどうかに異常に動揺する夜帳も可愛かったですが。
撤退する時に、ロイドに背負われてる(※最終的に安全装置がぶっ壊れて大暴れした夜帳の方が重症)時の夜帳の心の声も面白かった(笑)
コマの吹き出しに邪魔されて全部は読めないんだけど、「実質お姫様抱っこ」って言ってるよね(笑)
いや、お姫様抱っこじゃないんだけども。
(どう抱かれてる、っていうか背負われてるかはコミックを見てください。説明しずらい……)
ご褒美、と書いて屈辱、って言ってるし。
しかも、口では「早くしてください」って言ってるんだけど、心の中では
死ぬすぐ死ぬ
早く降ろしてもらわないと
心臓がもたない確実に死ぬ
って(笑)
敵と戦うよりも、ロイド(黄昏)に背負われてる時の方が命の危険を感じてる夜帳がサイコーに面白かったです。
ヨルさんとのやりとりも好きなんだけど、夜帳とロイドの組み合わせも面白いから、定期的に見たいな。
更に、今回はダミアニャ回もあって、なかなか楽しい最新刊でした!
よろしければサポートをお願いします。