お前…本当に美味そうに食うな…|漫画『今日のアシュラ飯』
3度の飯が何より好きな、女子高生・大森シズカ。
その至福の時間に似つかわしくない、視線。
席替えをしてから、隣になった“アシュラ君”こと黒瀬くんに、ずっと睨まれていた――。
何か気に障るようなことをしてしまっただろうか。
しかし、シズカには思い当たることがない。
クラスメイトからイジメのように体型や食事のことを言われるのも気になるけれど、とりあえずは学校に通えてる。
そんな時、バイト先で、料理本の場所を聞かれたシズカはその場所へ案内すると、なんとその相手はアシュラ君だった!
学校一の不良に呼び出しをくらったシズカの運命は――?!
コミカライズ作品だった!!
作画はナカノ。
『ビブリア古書堂の事件手帖』のイラストなどを手掛けていらっしゃるイラストレーターさんです。
本作のカテゴライズは青年漫画ですが、少年漫画も何作か配信されています。
原作は八木羊。
原作タイトルは『今日のアシュラ飯』ではなく『デブでブタ扱いされてた底辺女が学校一の不良男子に メンチを切られたりお弁当を作られたり告白されたりする話』。
うん。このタイトルで大体の今後の展開がわかった。
配信されている作品は本作のみ。
尚、この本のプロフィールには
と、あるらしい。
タイトルからして、小説家になろう発かと思いましたが、作者ページはあるものの、本作の掲載、それに関するコメントを見つけられなかったので不明です。
出版社はKADOKAWA。
掲載誌・レーベルは角川コミックス・エース。
電子版発売日は2022年09月02日。
奇妙な関係が可愛い。
基本構造は、食べるシズカと、その作り方を語る黒瀬が主軸。
そこへ、シズカと黒瀬のそれぞれの人間関係(イジメ問題や、不良たちとの因縁)が加わる。
あまり深刻になりすぎず、意外な組み合わせの人間関係が可愛らしくて、ついつい続きが読みたくなる作品でした。
現時点で原作小説は未読なのですが、1巻完結なら読んでしまおうかな。
小説1冊分だと、コミカライズは短くて3冊、長くて5冊くらいでしょうか。
この面白さが続くかは何とも言えませんが、作画も綺麗で、今後が期待出来る作品です。
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