侯爵様の中に3匹くらい何かいるんじゃ……|漫画『変態侯爵の理想の奥様2』
美味しい話には罠がある。
でも、亡き母の代わりに弟を育てていく中で、行き遅れとなってしまったアンジェリーナには、後妻でもなく、妾でもない、初婚の侯爵との結婚は魅力的だった。
容姿もよく、領地経営もしっかりやる侯爵・デミオンがなぜ今まで独身だったのか。
それを初夜の翌日、アンジェリーナは知ることになる。
館の庭園に領地の子どもたちを招いて、その様子を異常なほどうっとりと見ている侯爵・デミオンの姿。
しまった。――本物(の変態)だ!
変態侯爵、初恋に目覚める
ロリコン(ショタコン)侯爵・デミオン、身体は豊満、中身は乙女なお姉さんなアンジェリーナに惚れる、の巻でした。
まあ、デミオンは(一応)小児性愛者じゃないからね。
動きは怪しいし、周りはそうだと誤解しているけど。
その本人の誤解を生む、度が過ぎた行動と、周りの誤解がアンジェリーナとのすれ違いを生んでいます。
果たして、誤解は解けるのか?
ラブストーリーに置いて、2人の誤解、すれ違いは大きな山場を作る重要なファクターですが。
この作品はその“内容”が酷い(笑)。
秋野真珠さんの書く、容赦ない変態っぷりを、国原さんの画力で、様々な顔を持つデミオンが、しっかりと時に怪しく、時に凛々しい侯爵として描かれていて、迷いに迷うアンジェリーナが面白かったです。
あと、フォローしようとして、フォロー仕切れないコミカルな使用人達とかね。
物語はかなり後半なので、次の巻で完結になると思います。
あと、余談だけど、コミカライズは家令のファリノスが良い!
あ、こんなにカッコいい人だったの?って感じ。
特に1巻巻末の、オフショットは素敵です!
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