そんなもの、見破ったつもりはまったくない。|ライトノベル『貴腐人ローザは陰から愛を見守りたい』
テレビでも言ってるじゃない?
愛は地球を救うって。
このお話は、ある日、薔薇愛(=BL)に目覚め、その素晴らしさを広めようと奮闘する主人公・ローザを、周りが盛大に勘違いして、勘違いが奇跡的に何かを為し、誰かを救う……
そう、正に、愛は地球を救う的なお話。
いや、(薔薇)愛は地球を救う、か。
コミカライズがとても面白かったので。
原作も一気に読んでしまいました。ヒー、原作もパワフル(笑)。
詳しいあらすじ等はコミカライズ版の感想にあるので、そちらをご覧ください!
BL×妄想=奇跡?
あまり語りすぎるとコミカライズのネタバレになってしまうので、少し控えめにするのですが。
控えめに言っても、ローザの発言を誤解する人が増えて、奇跡が暴走してる(笑)。
ついでにローザの“癒力”も誤解から思わぬ力を得てパワーアップしています。
そして、「え、その設定って何に使うの?」的なものまで加わって、全く先が読めません。
しかもちょいちょい、「これって確か……」とすぐに反応出来ないくらいマニアックな小ネタも仕込まれていて、油断ができません。
海賊騒ぎの時のマルタとローザが、読み書きの練習として、手紙のやり取りをしているくだりのマルタの手紙の内容って……あれよね? 一昔前に話題になったハサミと糊?定規?のどっちが受けとか攻めとか……
多分これ。
無機物BLってやつ?
久しぶり過ぎて“無機物BL”って言葉を見つけるのにめっちゃググったわ。
(Googleもなかなか答えてはくれなかった……)
あ、でも、2巻では、初のローザをツッコむ人が現れます。
この作品、ずっとボケ倒すのかと思った。
コミカライズのスピード感は原作でもしっかり健在です。
もう、行間に色々ありすぎて読みきれない(笑)。
いや、もしかしたら行間なんてものは存在しないのかもしれない(迷走)。
とりあえず、愛は世界を救うんですよ。
うんうん。
……これ、感想かな?
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