見た目も中身も薄い本作ってこじらせんのが関の山なんですよ私はァ!!!|漫画『神作家・紫式部のありえない日々』2巻
神作家・紫式部の正体は、34歳、陰キャ、シングルマザー。
書いていた薄い本(※源氏物語)が人気になり、中宮・彰子の女房として宮中に上がることに。
1巻の感想はコチラ↓
宮中生活に慣れてきた(?)ものの、中宮大夫・中納言斉信に彰子のサロンを「公達の相手もまともにできないお嬢さま女房の集まり」と一蹴されてしまう。
彰子さまには彰子さまの良いところがあるし、侮辱しないでくれ、と言う紫式部に斉信は、「だったらアンタが“彰子サロン”を作ってみろ」と発破をかけた。
それに対する紫式部の答えは――
まさかの逆ギレ(笑)
でも、彰子のサロンがパッとしないのも事実で……
どうなる? 紫式部の宮中ライフ!!
今回も間違いなく面白い!
新キャラの同担拒否の夢女子・左衛門の内侍とかも面白いけど。
個人的には斉信をどこかで見た……あ!『枕草子』だ!と紫式部が思い出すシーンが面白かったです。
ここ『枕草子』の有名なエピソードの1つですよね。
紫式部はもちろん、清少納言も漢詩は知ってる。
でも、女性が漢詩を知ってると公言することも、漢字を使うこともできない。(当時女性が使えるのは仮名のみ……一部は使えたのか、詳しいことはわからないけど)
で、“知ってる”と匂わせながらも気の利いた返歌をしてやったわ!っていうエピソード。
そっか、この時の人が斉信か。
清少納言の夫・橘則光だね(笑)
このあと、「もう隠しきれないんだけど」っていう則光に清少納言がワカメを送った(ワカメ食ってろ=黙ってろ)んだけど、則光はその意味を理解できなくて「コイツのこういう(機知に富んだやりとりが出来ない)とこがダメなんだよ!」ってエピソードもあったよね。
でも、則光って強い人ではあったようだけど。
賊を一人で返り討ちにしちゃうような。
それはそれでカッコいい気がするんだけど、清少納言には合わなかったんだろうな……
ついでにこの時、清少納言がずっと“なごん知らんけど”ってなってたのも面白い。
そうなんだよねー、よく並べられる清少納言と紫式部だけど、出仕していた時期は被らないんだよねー。
赤染衛門も出てきたし、彰子サロンのメンツもどんどん出てくるのかな?
楽しみー!
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