身体のことから働き方を見つめ直したら、今よりちょっといい働き方ができるかもと思えた話
私にとって2022年の最大の出来事は、異動…のハズだ。だけど、異動して9ヶ月。異動したという事実自体が、本人も周りもとうに薄れてしまっている。
この1年は、管理職(上司)との対話がこれまでで一番多かったような気がする。キャリアの話は考えさせられたし、今も悩んでいる。だけど、一番気付かさせられたのは、身体と働き方について。身体と心の負担を減らして働くには…?トライアンドエラーの真っ只中で、気付いたこと・学んだことを書いてみようと思う。
※あくまでも私の経験から感じていることなので、医学的見地と異なる場合があります。
出血が続いて気付いたこと
12月。出血がダラダラ続いた。持病の悪化が原因で婦人科に再び定期的に通院するようになってから、一番状態が良くなかった。いつ止まるかがわからず、トイレで出血を見る度に気持ちが落ちていった。
言いづらいし、目に見える不調でないから1人で抱えるしかない。
しかし、出血が続くほど別の悩みも出てきた。出血を止めるには、ホルモン剤(中容量ピル)の服薬が必要になる。副作用(人によって違うけれど)で吐気・悪心がひどくなる。そうすると、仕事に影響が出る。事前にわかっているので、話をせざるを得ない。
職場(管理職)に話すのもストレスだなぁ。
定期的に婦人科に通院していることは話していたけれど、変則的に罹らないといけない場合の話はしていない。意を決して、あるお願いと共に話をした。
漢方だって舐めちゃいけない
この2年くらい漢方を服薬している。今まで低用量ピルも含め色々な治療法を試してきたが、私にとっては今飲んでいる種類の漢方が一番効果がある。効きは緩やかかも知れないが、副作用がなく、不正出血の回数が激減し、ある程度規則的に生理が来るからだ。
周期がわかる、出血の煩わしさから解放されるだけで、こんなにストレスフリーになるんだ。
そんな発見があるくらい(規則的に生理が来ている人からすれば当たり前のことだけど)、驚きだった。
ただし、1日3回服薬(食前)が必要なので、仕事中に飲まざるを得ない。前の職場では空き時間の調整をお願いして、時間と場を確保していた。しかし、異動してからはややサボりがちになっていた。
こうした理由の積み重ねが、多分原因の1つだと思っている。だけど、塵も積もれば山となる。漢方と言えど、立派な薬。決められた服薬をしないと、効果は薄れると痛感させられた。
話した末に見えたもの
話は戻って、あるお願いとは、次年度服薬のために空き時間を調整してほしいというもの。
久しぶりに心臓をバクバクさせながら、管理職に現状を話した時に言われた一言は、今も残っている。
…あれ?
ストレスに感じるのって当たり前なんだ。不安になるのも当然なんだ。
今まで、病気のことはあくまでも自分のこと。両立できないのは自分が弱いからだと思っていた。だけど、理由は何であれ、どんな人でも自分が思うようなパフォーマンスが出来なければ、ストレスに感じるのは当たり前。
そして、お願いは教務と相談の上、考慮していくと話をいただいた。100%無理なのは、自分でも承知の上。通常日課で確保されると見込まれれば、飲むタイミングを図る等の、気にすることが減って心の負担は少しだけど軽くなる。
あっ、飲むタイミングとかも気にしながら過ごしていたのね…。
今書きながら気付いたことである。
幸い、出血は治まり、ホルモン剤を飲まずには済んだ。しかし、今回のことで
ちょっとした配慮でパフォーマンスが上がるのであれば、その方が自分にとっても皆にとっても良いのでは?
これが、今年至った結論である。
安心感もパフォーマンスを上げるには必要なはず。まだまだ婦人科系のことを職場とかで話すのは、恥ずかしいことではないけれど、照れがある。ちょっと気持ちを奮い立たせることも必要。だけど、ちょっと勇気を振り絞れば、賛同してもらえていい働き方を得られる可能性がある。改めてそう思った。
ほんとは、勇気を振り絞らなくても話せるようになればいいんだけど。
今はまだ過渡期だと思う。けれども、医学の進歩で治療法の主流が変わっているように、受け取り方も少しずつ変わっている。
来年(度)、少しでも今よりいい働き方ができますようにと願いつつ、締めくくろうと思う。自分だけでなく、周りの人達も一緒に。ちょっと頑張れるかもと思えてきた。
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