「考えないようにする」というアドバイスが、アラフォーの今なんとなく腑に落ちてきた話。

30歳ぐらいからでしょうか。

人生での心配事項が多すぎて自分はキャパオーバーになるなと思い始めました。

健康、仕事、お金、結婚、家族、社会、日本・・・

その他いろいろです。

考え出したらキリがない。

でも考えずにはいられない。

20代の頃は、心配してはいても、まだ元気と余裕がありました。

年を重ね、心配項目が増えました。

さらにその項目が存在感を増してきたりもしました。

心配するだけで、私の休日は終わるのではないかというほど。

今こんな不安だらけの状態。
年を重ねたら、不安事項はもっと増えていくのに。
いったい自分はどうなるの？

そう思うとさすがにこわくなってきました。

ふと思い出した、過去にかけてもらったことば。

自分は昔から心配性でした。

その様子をみかねた家族や友達から、過去に何度かこう言われました。

今は考えなくていいよ。
もしもその時がくれば考えたらいい。

実は、このことばは、あまり納得できなかったんです。

いやいや。考えなかったらやばいでしょ。
できればどうなるか把握したい。
事前に準備しておきたい。

こんな風に思って、聞いていませんでした。

でも最近、この「考えなくていい」ということばが、みょうに気になるのです。

「考えなくていい」にたどりつくまでは、みな考えていたのでは？

最近はこう思うのです。

このことばをかけてくれた人たちも、

いろいろ心配をかかえていたのでは？

心配だけど、心配ばかりしていたら日々の生活ができなくなる。

だから「考えないようにしよう」と思うようになったのでは？

考えないようにする

一見、無責任のような、あきらめのような、そんなイメージだけど、

生きていくため、自分のこころを保つため、

必死でたどり着いた答えなのでは・・・？

この社会、不安になるニュースばかり。

自分の体も年をとり、

気力や、周囲を取り巻く状況も情勢も、年々変化していきます。

不安になる要素があふれているように思います。

それでも、生きていく。

なかなか大変なことです。

考えないようにする

これは、そんな不安の中生きていくための知恵なのではないかと。

「考えないようにしよう」と思ってみることが増えた。

そんなこともあって

「考えないようにしよう」と思うことが、前より増えました。

持病の悪化が心配だな。

この先のお金が心配だな。

仕事いつまで続けられるかな。

こんな不安がおそってきたら、

うん、どうなるかわからないから、考えないようにしよう。

こんな感じです。

とはいえ、いちおう、できる限りの範囲のことはやろうと思います。

病院に定期的に行く。

お金、無駄にしないように気を付ける。

仕事、行ける間はがんばる。など。

気持ちに余裕がある時は、

プラスアルファで、ちょっと対策したりとか。

正直にいうと、考えないようにしようという考えにはまだあまり慣れません。

いつも考えちゃうタイプだから、どう手放していいのか分からないのです。

ですが不安になりまくっていた前よりはいいかもです。

前は、対策がないかネット記事を読み漁ったり、

悲観的になって気力わかなかったり、

布団の中で1日不安になっていたこともありました。


それよりは、いいのかな。

不安に使っていたちからを、暮らしをこなすちからに変えればいい。

すると、しぜんと体が動かせます。

体が動くと頭もすこしずつ働いてきます。

暮らしのあれこれをやっていると、不思議ですね。

今日もがんばって生きたな～

なんて、ふと思えることがあります。

こんなふうに対処できる時間をふやしていけたらと思います。

不安がある時、暮らしを楽しむまではできなくても、「考えないようにする」をエッセンスに日々を暮らしていけたら。

不安があっても、暮らしを楽しむことができたら最高だなと思います。

でも、心配性の私はむずかしい。

そんな時に

考えないようにする

これをエッセンスにして、日々暮らしていけたら。

それが無理なくできるようになればいいなと今は思っています。