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わたしのSDGs

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四十二歳、厄年、男性。伊豆半島の付け根で、森を開墾し、そこに木の小屋を立てて住んでいる。夏は小屋の横にテントを張って住んでいる。2019年、特にすることもないので、SDGsに向け… もっと読む
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記事一覧

17 パートナーシップで目標を達成しよう

 暑い。木陰に涼がない。夏の暑さはこんな感じだっただろうか。地区の放送が外出を控えるよう…

西崎久慈
3年前
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12 つくる責任つかう責任

 梅雨入りした。公に宣言されずとも、連日の雨でみんながそう思っていた。梅雨らしいじんわり…

西崎久慈
3年前
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9 産業と技術革新の基盤をつくろう

 日本の産業、世界の産業はズタズタらしい。実感なし。この町には変わらない風景が広がってい…

西崎久慈
3年前

5 ジェンダー平等を実現しよう

 春が来た。空気がざわついている。世界はざわついている。新型コロナウイルスで大騒ぎだ。妻…

西崎久慈
3年前

3 すべての人に健康と福祉を

 今年の私のテーマは健康である。年齢的に体のボロが出はじめていた。今年の心の書き初めでは…

西崎久慈
3年前

1 貧困をなくそう

 歩くと少し汗ばんで、すぐに涼風で乾く。しかし今年の春の心地良さは表面的だった。私は体の…

西崎久慈
4年前
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4 質の高い教育をみんなに

 目が覚めたら腹筋に力を入れて即座に布団を押しのけ、体を起こす。微睡みも二度寝もない。歯磨きと柔軟体操をする。厄年を過ぎたら体の健康は成行では保てない。薪割りをする。汗ばむようになったのは春の証だ。割ったばかりの薪で湯を沸かす。珈琲を飲む。冷えた汗が寒さの緊張感を生むが、3月の日差しに珈琲の香り、優雅な朝である。一息つくと外に出て、そして煙草を吸う。  誰かに田舎に暮らす理由を尋ねられた際には、煙草を自由に吸いたいからと答える。自然の中で吸う煙草は至福。寒くても暑くても、朝で

8 働きがいも経済成長も

 SDGsの8番、”働きがいも経済成長も”に取り組むことにした。私はつい先日まで、コンビ…

西崎久慈
4年前
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10 人や国の不平等をなくそう

 一月の朝の五時はまだ深夜の空の色である。始発電車に合わせてスイーツ女子五人がやってきた…

西崎久慈
4年前
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11 住み続けられるまちづくりを

 三十一日深夜、着物を着て出かけた。と言っても着物なのはスイーツ女子たちだけである。和風…

西崎久慈
4年前
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2 飢餓をゼロに

 この町には徒歩圏内に年末年始の買い出しに耐えうる店はない。わたしは町の外へ出るための車…

西崎久慈
4年前
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7 エネルギーをみんなに そしてクリーンに

 エネルギーのクリーン化はすでに行動済みである。今日は太陽が出ていないので温水製造は休み…

西崎久慈
4年前

13 気候変動に具体的な対策を

 避けていた問題に取り組むことにした。13番の気候変動、つまり二酸化炭素を排出しない。拾…

西崎久慈
4年前
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14 海の豊かさを守ろう

 晩夏の夕暮れ、スシと白ワイン、異国の若い女たち、至福の時間である。駅員の若い男は電波の来ないスマートホンと空を交互に眺めている。ここは山奥の私有地、電波を整備しようと考える人などいるはずがない。わたしは久々の労働の疲れとアルコールで脳が半分休んでいた。四方八方を木に囲われた空間に外国語が飛び交い、五人の若い女が徐々に闇に馴染んでいく。火をおこすとまた五人が浮かび上がってきた。  14番は海の資源を持続可能に利用していくこと。迷わず海の豊かさの現場に行くことにした。自ら食材