サービス開発者は改善だけじゃなく「トラクション」も忘れずに。
サービス開発者が頑張ることといえば「改善でよりよくしていくこと」だと思います。これはみんな異論はないと思いますが、ほかにもやることはあります。
それはサービスを伸ばしていく仕組みを考えるということ。そのための施策を「トラクション」といいます。
トラクションについては下の良書がおすすめ。19の方法について詳しく書かれていて、この中からサービスにあったトラクションを見つけていくといいのではないかと思います。
指標を追えるようにしよう
トラクションを考える前に、まず機能を追加していったり改善したりするにしても指標が必要です。
サービスにとって大事なKPIはなんなのか。ユーザー数を増やす?契約数を増やす?この機能を追加することで、どの数値が変わるのか。
これらを追えるように、僕はRedashというBIツールを使っています。SQLベースでグラフ、ダッシュボードをつくれます。
ツールはなんでもいいですが、施策後に数字がよくなったのかどうかを確認するための準備は必須です。これがないと結果確認ができません。
毎週ABテストをやろう
ABテストにはGoogleオプティマイズもおすすめ。ソースコードを触ることなく、テキストやボタン名などを変更してABテストが実施できます。
もちろんGoogleオプティマイズ以外でもプログラムを触って、アイデアを試したりします。
ABテストによって毎週数字が上がっていくように改善をつづけていくことが大切だと思います。一気に試しても、どの施策がよかったのか判断できないため、ABテストには一定の時間が必要です。だからこそ、毎週継続的にコツコツ試してかないといけません。
サービスを知ってもらう仕組みをつくろう
ここからがトラクションです。
僕はこのトラクションという本を読んで10個以上アイデアがでてきたので、それを試していってるところです。
集客するにしても広告がいいのか、SEOを頑張るのか、紹介で増やし仕組みはつくれるのか、どうやってまだサービスを知らないユーザーに届けていくかを考えて対策をおこなっていきます。
つい開発者は「いいものをつくればすべて解決される」と考えがちですが、いかにユーザーに知ってもらえるか、真剣に考えて手をうっていくべきです。そしてこれはアウトソーシングできないこと。自分で考えて試していくしかありません。
ちなみに僕の場合は開発チームがありますので、機能の追加など確定事項は基本的にチームにまかせて、指標を達成するためにABテストをやりながらサービスを成長させていくための施策をやること、それが一番だと考えています。
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