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インドの人がみんな、インド映画ノリが好きなわけではないらしい


どうやら23日目までのことは過去記事投稿していたようなので、ひとり旅24日目から続けてゆきます。


ジャイプールで仲良くなったキランさんと別れ、飛行機でムンバイへ移動。


ムンバイ(ボンベイ)に来た目的は、3つ。

1)7月まで働いていた商社の現地法人があり、挨拶に行きたい
2)ウズベキスタンに行くにあたり、ムンバイからの飛行機が一番調子良さげだった
3)本場のボリウッド映画を観たい!!!

これらを、滞在2.5日でどこまで出来るのか。が、今回の課題です。


まず、元勤め先商社の現地法人へ行くにあたっては、先輩が色々と気を利かせてくださり、なんと空港までお車を用意していただけるということに。なんだか大ごとになってしまったぞ。ドキドキ。

ムンバイ空港に降り立ったのは早朝6時。
工事現場の足場が竹でびびる。

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空港から出てすぐの場所にあるスタバで待ち合わせ時間まで優雅にコーヒータイム。
うそ、緊張してずっと挨拶文英語翻訳かけてる。


ここで、やらかしていることに気がつく。

預け入れた荷物のピックアップを忘れている…!


そう、アホなのです。


インドの空港は、「搭乗」券が無いと「入場」ができない。
チェックイン時刻より早めの時間に行っても入れない。
お願いおねが〜いってしても、ダメ。この時ばかりは超冷たいインド人。

ということで、今回のトラブル(荷物の取ってき忘れ)についても、確認のために空港に再入場することは叶わず、「航空会社二電話シタマエ!」の一点張り。


はーーーやだーーーどうしたらいいのーーー電話ァ???電話ヤダーーーインドの人の英語わからん〜〜〜〜〜入れてよ〜〜入れてよ〜〜〜


と、ごねてたら(心の中で)奇跡的に、隣で同じ状況下で焦ってるっぽい欧米旅行者が居た。このチャンスを逃すまいと、全力で「私も!あなたと!同じ状況だよ!」ってことをアピる。

主張の甲斐あって、なんか、その人がいろいろ説明してくれた。で、航空会社の人が、荷物届けてくれました。えへへ。お世話になりました・・・。

ラッキーさに定評のある人生を送っています。


そんなことをしている間にあっという間にお迎えの時間に。


私、その辺の路上のおじさんたちとは気兼ねなくお話しできるけど、ビジネスの世界で生きている大人の方ときちんと会話できるのかしらってすごく不安な気持ちだった。

けど予想に反して運転手さん、めちゃめちゃ明るくて気さくでいい人。

ていうか話し込んだ結果、感動すること言われてぼろぼろ泣いてしまった(笑)

まだ行きの車の中だぜ?心の距離詰めるの早すぎ。

涙腺の緩さにも定評がある。

最後は「エリナさんはインドでビジネスしたほうがいいよ〜〜〜なんでも手伝うよ〜〜〜〜」って言ってくれた。うん、ありがとう。なんか私もそんな気がするよ・・・。また帰りに会おうね・・・!

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こちらガチオフィスです。

オフィス訪問、すごく緊張したけど東京で一緒だった駐在員の方と久し振りにお話できたり、転職当たり前のインドでもずっと長く働いている社員の方が居るってことを知れたり…とても良い経験になりました。

改装したてだったからかもしれないんだけど、みんな「TOTOのトイレを導入したんだよ。見たか!?」って聞いてくるのが面白かった(笑)


そして待ちに待った帰り道。(おい笑)

運転手さんと歴代駐在員さんのお話で超盛り上がりました。へへへ。中身は内緒だよ。


ここで余談

今回、旅している中で、「多趣味なおかげで助かった〜〜〜!」って思うことがたくさんあった。
たとえば、映画の話にしても「インド映画」に一時期どハマりしてたからこそインドのみなさんと一緒に映画の歌を歌えたり、ピアノの置いてあるお家なら一曲弾いたり、「踊ってくれ」と言われれば躊躇せず踊り、「歌ってくれ」と言われれば今までカラオケで披露するために身につけたいくつかの持ちネタを披露するし、アニメの話になればどの年代の何だろうがあらかた盛り上がれるし、好きな詩人は?とか作家は?とか画家は?という話題から気に入ってもらえる場面もあったし、子供達が暇をしていれば折り紙でもあやとりでも、ほんのちょっとの道具で一緒に楽しむことができる。

趣味が多いのはね、「気が多い(飽き性)」のももちろんあるんだけど、
「どんな人とでも共通の話題をひとつは持てるように」と思って
いつも意識して、やったことないことや見たことないものにチャレンジしてたから、それが海外でも通じるというか、同じなんだな〜〜〜って感じられてとても嬉しかった。

余談終わり


そして、その日の宿泊場所まで送り届けていただき運転手さんとは再会を固く約束しお別れ。

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元気かなぁ。オンラインで繋がってないと、ほんとに「会いに行く」しか元気を確認する手段ってないんだなと感じる。


ゲストハウスで少しお昼寝した後に、インドの海に沈む夕陽を見に行った。

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海岸沿いには誰が設置したのか分からないけど椅子がたくさん置いてあった。
座ってのんびりお話してる人の姿もちらほら。

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まだまだ体力も有り余っていたので、映画の聖地ムンバイで映画を観に行くことに!

ゲストハウスのお兄さんが、チケットの予約とってくれた。

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値段忘れた。ちょっと高い映画館で、400円くらいだったと思う。


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初海外映画館

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おお〜〜〜!SEKAIのKUROSAWA〜〜〜〜!

正直めちゃめちゃ興奮した。

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観たのはこちらの映画。
オールヒンディー語。笑

英語字幕すらついてない。けど、コメディだから大体何言ってるか分かった。不思議なもんだ。

噂に聞いていた通り、上映直前に全員で立って歌をうたい、(国歌斉唱的な)
上映時間半分を過ぎたタイミングで一度幕が上がり20分の休息をはさみ、
上映中はイスがガッタンガッタン揺れるほどゲラゲラ笑う、
あとみんなめちゃめちゃ喋る
日本の映画館とは全く常識の異なる空間でした。

すごい楽しかった。

インドにご旅行の際は、ぜひインド映画館を体験してみてください。オススメ。


ゲストハウスに帰ったあと、「面白かったよ〜〜〜〜!」とスタッフの女の子に報告したら

「正気?ボリウッドって踊って歌ってるだけじゃない。長いし。」

と言われた。クソ笑った。
(スタッフの中にはボリウッド好きのひとも居たよ。笑)

インドの人がみんな、あのノリが好きなわけじゃないらしいから、気を付けて。


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