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8.15 キプロス料理で生神女就寝祭

『聖ヒラリオンの島 キプロスの音楽』というCDを聴いて以来、キプロスは私の憧れの島に。

▲ Ensemble Project Ars Nova - Contre dolour

▲グレコ岬。美しいですね。

生神女しょうしんじょ就寝祭は、マリア様が天に召された日です。
今年の生神女就寝祭も地中海料理がいいなと思っていたので、キプロス料理にしましょうかと。
正教会の祭日なので、8月28日に予定を入れていました。

キプロスで生神女就寝祭を何と言うのか検索したら「
Δεκαπενταυγουστοςデーカペンタヴゴウストス」、意味は「8月15日」。ガチョーンΣ(・∀・)
生神女就寝祭が8月28日なのはユリウス暦を使う国で(ロシア、セルビア、ジョージア、エチオピアなど)、その他のグレゴリオ暦を使う国では8月15日だったのでした。

気がついた時点で8月15日は過ぎていて、仕方ないから予定通り8月28日に「8月15日デーカペンタヴゴウストス」を決行。予定通りのキプロス料理です。作るのはいつもの夫。

ちなみに生神女就寝祭の食べ物のルールは、「乳と卵はダメ」で「魚、オリーヴオイル、ワインはOKになる」とのこと。キプロス発祥のハルーミチーズが食べられないとは……。

ついでに、キプロスってギリシアの南にある島だと思っていました。地図を見たらトルコの南側、レバノンの左側にありました。
何だか今回は、何もかもグダグダな出だしです。大丈夫でしょうか?

では、みなさん、有無を言わさぬギリシア語の時間です!(・∀・)/

《本日のメニュー》
αφρώろーδες  κρασίスィ (スパークリング・ワイン)(下戸でノンアル)
Χταποδάダーκι με ρίγανη (たこのオレガノ・マリネ)
Σαλάラーτα με πορτοκάカーλι (オレンジのサラダ)
Ψάプサーρι Πλακίキー (白身魚のトマトソース焼き)
Ρύりーζιズィ λεμόモーνι (レモンライス)
Λουκουμάマーδες (ドーナッツ)
καρπούζιズィ (すいか)

フタポダーキ・メ・リガニ(たこのオレガノ・マリネ)は、「乾燥オレガノ+にんにくスライス+オリーヴオイル+レモンジュース+白ワイン」に、ゆでだこを浸けておいただけなのに、すごくパンチがあるマリネに! 夫のいつもの「無意識マリネ」とはまた違った旨さが。
(しかしオリーヴオイル、どんどん高騰してますね。困ったな……)(・ω・;)

サラータ・メ・ポルトカーリ(オレンジのサラダ)の内容は「オレンジ+紫玉ねぎ+ルッコラ+サラダ用リーフ+ミント+黒オリーヴ+くるみ」。(葉物は何でもよさそうです)
ドレッシングは「オリーヴオイル+はちみつ+レモンジュース+オレンジジュース+バルサーミコ+白ワイン+ごま+塩+黒こしょう」。甘酸っぱーい!
やはりオレンジは白ワインと相性抜群!
(オレンジはスーパーに少しだけありました。本当に不作なんですね……)(・ω・;)

本日のメインはプサーリ・プラキー(魚のトマトソース焼き)。
たらをマリネにします(マリネ液:塩+黒こしょう+乾燥オレガノ+パプリカ+クミン+レモンジュース)。
トマトソースは、「炒めたにんにく&玉ねぎ+塩+トマト缶+乾燥オレガノ+黒こしょう+白ワイン」を煮詰めたもの。
たらのマリネにトマトソースをひたひたにかけて、オーヴンでじっくり焼きました。

↑このプサーリ・プラキーをリーズィ・レモーニ(レモンライス)にかけて食べます。めちゃうまです!(・∀・)v
「玉ねぎ+にんにく+リゾーニ(米粒状のパスタ)」を炒めて、「バスマティ米+レモンジュース+水+塩少々」と一緒に炊飯器で炊きました。簡単!

デザートのルクマーデス(ドーナッツ)は、夫のアイディアでホットケーキミックスで簡単に作りました。夏バテなので、何でも簡単なほうがいいです。
そして、丸くて可愛いドーナッツに、煮詰めたシロップ(砂糖+はちみつ+水+レモンジュース)をかけて→シナモンパウダーを振り→クラッシュしたピスタチオ&くるみをトッピング。これだけで本場の地中海の味に! お試しあれ♪

*このあと3日間、プサーリ・プラキーonレモンライスを美味しく食べ続け、4日目にレモンライスだけ残ったのでゴールデンカレーをかけて食べました。カレーにも合いますよ。
(今回は残っていたバスマティ米を炊いたのですが、いま本当に日本のお米が売ってませんね……。夫が密林に注文したら、1か月待ちに変わっていました)(・ω・;)

*しかしさすがレバノンの近所! レモンが入っていない料理がなかったです!


ところで私、歴史の授業で近代史を全く教わっていません。「前方後円墳」は何度も教わりましたが。
もちろん「戦争で大変だった」という話は耳にしていたし、『はだしのゲン』で原爆の恐ろしさも知っていました。

でも、太平洋戦争は「日本がふっかけた」と知ったのは大人になってから。
「沖縄戦」も「従軍慰安婦」も「(残酷すぎてナチスがドン引きしたという)731部隊」も、全く知りませんでした。

「2年分の物資しかないけど2年で戦争に勝つから大丈夫♡」という考え方は、「デブリを30〜40年で取り出して廃炉に♡」と似た、やばいポエム臭がします。
しかも、この国では、国民の人権もいのちも軽~いです。どんどん玉砕、どんどん被爆みたいな……。

*デブリを取り出すことは不可能です。一刻も早く「石棺」にして人的被害を減らしましょう!

そんなわけで「太平洋戦争の起承転結」は周知したほうがいいです! また別件でやばいポエムをやらかしてしまいそうです。


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