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デンマークのコロナ事情

前回の更新から一ヶ月以上空いてしまいました。長い休暇を取りなさいとの会社からの指示の元、レゴランド・レゴハウス(想像以上におもしろかった♪)、イタリア旅行、サントリーニ旅行(+ラトビアトランジット)、締めは引越と、一ヶ月ちょっとの間に詰め込みすぎました。しかも引越は業者に頼まず自分たち家族だけで全て行うという暴挙。せっかくリフレッシュ旅行に行ったのに、最近まで完全にに死んでました。

海外旅行や引越はまた改めてさせて頂くとして、先日在デンマーク日本大使館から、興味深いデンマーク保険省のプレスリリース日本語訳が来たので、メールの一部をシェアさせて頂きます。(メール後半は渡航制限や感染者数の現状に関してなので割愛しています)

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【ポイント】
●デンマーク保健省は9月10日でCovid-19の「社会的に重大な病気」の分類を解除すると発表しました。
○9月10日から渡航制限を除いて、2021年6月の社会再開に関する合意で残っていた規制が廃止されます。
○同日以降は特定の大規模イベントへの規制やナイトライフ(6月の合意ではコロナパス提示要件付きで9月1日から再開されるとされている)におけるコロナパス提示の要件が廃止される見込みです。
●デンマーク外務省が渡航勧告を変更しました。8月28日から適用されます。
○日本は引き続きオレンジ斜線付の国となり、日本からデンマークへの渡航者に適用される制限に変更はありません。
○スウェーデンとドイツは黄色の国となりますが、国境地帯は緑色が適用され、デンマーク入国後の検査は必要とされません。

1 COVID-19の『社会的に重大な病気』への分類解除
8月27日、デンマーク保健省はCOVID-19の『社会的に重大な病気』の分類解除」に関して発表しました。9月10日にCOVID-19を社会的に重大な病気としての分類が解除されることで、特定大規模イベントやナイトライフ(6月の合意ではコロナパス提示要件付きで9月1日から再開されるとされている)におけるコロナパスの要件が適用されなくなるとのことです。概要は以下のとおりです。
(デンマーク保険省プレスリリース)
https://sum.dk/nyheder/2021/august/regeringen-planlaegger-ikke-at-forlaenge-kategorisering-af-covid-19-som-samfundskritisk-sygdom

「政府は、COVID-19の社会的に重大な病気としての分類指定を延長しない」
●COVID-19の社会的に重大な病気としての分類指定は2021年9月10日に終了する。政府は右分類指定を延長しないことを決定した。これは、ワクチン接種率の高さと、強力な感染症コントロールによる。
●専門家グループであるエピデミック委員会と保健当局との協議を経て、COVID-19の社会的に重大な病気としての地位を延長しないという決定がなされた。
(マグヌス・ホイニケ保健大臣のコメント)
「感染症はコントロール下にあり、ワクチン接種率は非常に高い。そのため、9月10日には、COVID-19対策のために導入しなければならなかった特別な規制の一部を廃止することが可能となる。政府は、必要以上の規制を維持しないことを約束してきたが、我々は今や右判断を行うところまできた。しかしながら、我々は、現在は良い状態にあるが、疫病から脱したわけではない。パンデミックが、再度、我々の社会の重要な機能を再び脅かすことになれば、政府は躊躇なく迅速に行動する。」
●COVID-19が社会的に重大な疾患に分類指定されたことで、集会の禁止、コロナパスやマスクの要件など、COVID-19に対処する際の特別な規則を導入することが可能となっていた。
●そのため、分類指定が解除されたことで、疫病法の条項のいくつかが適用されなくなる。2021年6月の社会再開に関する合意で残っていた制限は、それを維持する法的根拠がなくなるため、適用されなくなること等を意味する。具体的には、特定の大規模イベントやナイトライフにおけるコロナパス提示の要件(が適用されなくなること)を指す。
(6月10日の政党間合意の規制に関する当館領事メール)
https://www.dk.emb-japan.go.jp/files/100199787.pdf 

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この数ヶ月間、PCR検査を定期的に受けスマホにコロナパス入れてコロナ前とほぼ変わらない日常生活を送っていましたが、そのコロナパスすらなくなってしまうとは、なんとも驚きの政策。

もちろん状況次第で、ロックダウンやいろんな制限が出てくると思いますが、今のところデンマークはコロナ前の社会生活に戻ってきています。

日本も早く落ち着くことを願っています。


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