入口を低くし、『視線を育む』ことを大切に
先週の土曜日、北九州市戸畑区にある「ウェルとばた」にて、
視覚障がいのある人の支援を行っている
『ガイドランティアサークル ゆう・あい』の皆さんの研修会に読んでいただき、少しだけお話をさせていただきました。
ゆう・あいさんとは、コロナ禍直前の『まちクエスト』というイベントでご一緒したこともありました。
8月末に行った、障害福祉ボランティア協会で、ぼくがお話させていただいたご縁で、「その話、もう一回聞かせて!」という感じで、ご依頼いただきました。
内容としては、子どもを対象にした「あそぼうさい」が、入口を低くして、まずは触れ合うきっかけをつくっている。そして、『視線を学ぶ』ことを大切にしているというテーマです。
皆さんの研修会の一部分にお邪魔させていただいております~。
ぼくたちが大切にしている理念である、
『ローカルな地域での活動』ということと、
若い世代を含めた協働を実現していきたいこと、
他団体とも繋がって活動していること、
などを活動紹介を通じてお話させていただきました。
では、本題の『あそぼうさい』についてです。
地域の中での多世代交流のツールとして開発してきました。
子どもをターゲットにすると保護者も出てきて、多世代での交流が実現できます。
また、「防災」など、堅く、難しく考えるのではなく、まずは、触れて、楽しく学べる機会があると良いなと思います。
地域特性や参加者やニーズに合わせて、少しずつ開発したプログラムは40ほどあります!!
この研修では、『ダイバーシティかるた』という遊びを実際に皆さんと一緒にやってみました。
このかるたは、様々な、マークやピクトグラムを用いた遊びです。
五七五の読み札を聞いて、これだ!と思うものを先に取った人が勝ちです。
災害や防災に関わるマークも多くありますし、
『ダイバーシティ』という名称がついているとおり、様々な福祉の思いやりの目線をもったマークがたくさんあります。
実際にみんなでやってみよう!!
これは間違いなく、こういうものだという自信のあるものから、
見たことあるようで、何だったかな?というものまで。
似て非なるマークも多いですね。
さぁ!どれでしょう!!
ひとつひとつ、解説しながらマークを確認していきました。
うんうん、なるほど!というものから、へぇ!そうなの!というものまで。
いつも、子ども達と一緒にやっていくと、どんどんかるたで楽しんでくれますが、何より、『視線』を学んでいるんだろうと思います。
そういえばこのマーク!って目に一度入り始めると興味関心が高まります。
暮らしの中でその反復を繰り返せば、必ず自分の知識が増えていきます。
『福祉』や『障がいのある人への支援』というジャンルにおいての、学びとしては、もしかしたら不十分なのかもしれませんが、まずは『視線』を得ていくことが重要なんだろうと思います。
入口をぐっと低くして、入りやすくしていったうえで、
こうして楽しみながら、知識ではなく視線を学んでいけると良いなと思います。
このダイバーシティかるたのデータはnoteで公開しています。
ダウンロードして、プリントアウトして、ぜひ、やってみてください!
この記事の下の方にあります。
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