命を守る情報のありよう
おはようございます。
今日は、4月14日です。
7年前、熊本地震が発生した日です。
2日後の4月16日に、より大きな『本震』が起きました。
今となっては、『前震』と言われている、この4月14日の方こそ、熊本地震の日だとぼくは思っています。
というのも、前震でも、震度7を観測しました。
震度7を立て続けに観測したのは、熊本地震が唯一です。
最大クラスの揺れにより、とても被害が大きかった。
建物が崩れかかったり、建物内はぐちゃぐちゃになっていたり、亀裂が入っていたり。。
いわゆる『余震』に備えているときに、2日後の本震が起きました。
実際には、4月14日は、21時半頃だったと思います。
子どもとお風呂に入っていて、北九州でも緊急地震速報が鳴ったから、『ついに南海トラフか!?』と思って、急いでテレビを付けたら熊本でした。
16日は、深夜2時?ぐらいだったように思います。
なので、実質的には、翌日のような感覚だったように覚えています。
深夜の揺れで、北九州でもハッキリと体感するもので、二段ベットの下で寝ていた子どもを抱き寄せたことを覚えています。
緊急地震速報は、世界最高の日本の技術の結集であり、地震の揺れが伝わってくる前に、電波のスピードで、予告をするものです。
しかしながら、熊本地震のように直下型の地震の場合は、震源に近いほど間に合わないものです。
揺れている際中や、揺れ終わってから緊急地震速報が届くこともあります。
ぼくも、本震当日から熊本入りしましたが、揺れながら届く緊急地震速報を何度も経験しました。
震源に近いということは、揺れが大きいということで、被害が大きいところほど間に合わないということになります。
「この情報意味ないやん」っていう声も当時は聞こえていました。
台風の接近や、前線による大雨のように、近づいてくる様子が分からず、
予告なく、突然発生する地震への対応は、科学の技術をもってしても、その自然の猛威には敵いません。
じゃあ、情報の意味はないかというと、そんなことはありません。
それにより、命を守る行動がとれる人もいるはずです。
南海トラフ地震などの海溝型の地震だった場合は、先に緊急地震速報が届くことが考えられます。
直下型の地震であっても、少し離れていれば、ほんの数秒早いかもしれません。
さあ、今、
今ですよ。
緊急地震速報が鳴ったら、どんな行動をとりますか?
めったに聞かない音だから、
「なんじゃこれ?」とかって思う暇ないですよ。
1秒・2秒。
命を守る行動を。
学校での授業中のように、机の下に隠れることなんてできません。
だからこそ、家の中でも安全な場所を決めておきましょう。
何も倒れていないところ。柱が強いところ。
廊下や玄関で良いです。
背の高い家具のない寝室でも良いです。
大豪邸でない限り、ほんの数秒で移動してみてください。
緊急地震速報が鳴ってから、そんなことを考えてしまっては、もう決着がついてしまいます。
だからこそ、普段から、そんな目線をもって生活しておきましょう。
子どもが学校に登校します。
大人も毎日の通勤があります。
倒れやすいブロック塀の横を歩いていませんか?
工事中の足場を組んだビルやマンションの横を歩いていませんか?
なるべく避けましょう。反対車線を歩いたり、ルートを変えたりを検討しましょう。
昨日、
悔しいことに、
またしても我が国の方に、ミサイルが飛んできました。
北海道を対象とした、Jアラートが発出されました。
今回の弾道は、これまでにない、着弾する角度だったとの見解もあります。
緊急地震速報は、地面を伝っての観測網ですが、
Jアラートは、宇宙からの観測網です。
光のスピードで伝えてくれます。
今回のは、途中で消滅したようで、こちらに飛散はしてきませんでした。
平和ボケした人たちが言います。
オオカミ少年になるだろ、おおげさだろ、もっと精度をあげろ。
今回も大丈夫って思わないように。
命だけは、取り返しがつきません。
Jアラートがなったら、
窓から離れましょう。
爆風がおそってきても、大丈夫なように。
でも、どちらから来るか分かりません。
こっちの窓から遠ざかったら、反対側の窓に近くなったりします。
家の中央の方に。壁に隠れるように。押入れに入っても良いです。
緊急地震速報が鳴ったときと
Jアラートがなったときは、
命の守り方が少し違いますので、各家庭や職場で確認しておきましょう。
命を守る情報。
気象情報や避難情報など、リードタイムを含んでの情報もありますが、
緊急地震速報やJアラートのように、
一刻を争うもの。
場合によっては、間に合わないのかもしれないのだけれども、命を守るため、科学技術と懸命な努力によって培ってきているものです。
ほんの数秒が、命や大怪我を分けるかもしれません。
4月14日。
今日、そんなことを確認してみていただきたいと思います。
この記事をご覧いただいた人が、
1人でも多く、万が一のときの、命を、自分の身を、家族を、同僚を、守っていただけると嬉しいです。
今日もご覧いただきありがとうございました。
平成28年熊本地震、直接死された方は、約50人だったと記憶しています。
哀悼の意を表します。
<1年前の”今日”の記事★>
やっぱり1年前のこの話題ですね。
関連する記事もいくつか貼っておきますね。
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