我が家『断水訓練』での5つの実感
台風の影響による静岡での断水は、長期にわたって、ようやく全面復旧したとのニュースを拝見しました。
とても大変だったと思います。
『水』は生きていくうえで必要なものであることはもちろん、
水がないと生活じたいがままなりません。
水道から水が出るという当たり前が、突然絶たれると、想像を越える苦労があるのではないかと思います。
断水になるにはいくつかの要因がありますよね。
・大雨や台風
・地震
・水不足
・寒波
・配水管の事故
などなど、どれも起こり得るのではないかと思います。
マンションなどでは、『停電』と連動してしまうところもあります。
以前からトライしてみようと思っていたのですが、
この連休で、
『我が家”断水”訓練』を実施してみましたので、感想もまとめて報告いたします。
昨日、10月9日(日)に決行することにしました。
家族全員に予め、この日のことを伝えておきました。
(さすがに抜打ちは厳しいかと思いました。)
合言葉は、
断水になるような災害時・・・
「そんなときほど、お父さんは家にいない」(笑)
ぼくが、心配な気持ちを残しつつ、留守にするからには、心を鬼にして、妻や子ども達に体験させておく必要があると思いました。
断水期間は1日中です。
水道の水が出ないという想定で、
電気は使えます。
既に入っているウォーターサーバーは使用可能です。
もちろん、備蓄している水や冷蔵庫の飲み物もOKです。
上水道の断水だけではトイレは使えることもありますが、
今回は、トイレは使えない想定としました。
(災害などで下水道が使えなくなったときは、かなり大変です)
普段から、災害に備えた『備蓄』はしていましたが、
子ども達と事前に話し合って、いくつかグッズを買い足しました。
終日の『我が家”断水”訓練』を通じての感想をまとめてみたいと思います。
①切実なトイレ事情
まず、直面したのがトイレ問題
朝起きてトイレ。
普通の日常ですよね。
まず、これができない。
簡易トイレの袋を広げて、そこに用を足し、凝固剤で固めます。
これまで、どこか彼方に流れ去ってくれていた自分から排出された汚物が袋に残ります汗
密封してゴミ箱に入れます。
男の子は割とすんなり対応できますが、
女の子が割と大変ですね。
一度、経験しておいた方が良いです。
簡易トイレは、ホームセンターや、某百円均一ショップにも売っていますので、買っておいた方が良いですよ。
家族全員が、一度体験した後は、
ゴミが増えていくだけなので、トイレ断水訓練は先に終了しました。
子ども達も、
『トイレできんだけで、とても大変!!!』
『今度から、ちゃんと「小」で流すようにする!』
水や下水の大切さを知ったようです。
体験しておくことは大切です。
災害時に、トイレに行く回数を減らす気持ちもよく分かりました。
トイレを我慢するのも良くないですし、飲む水の量を減らすなどはとても身体に良くないです。
だからこそ、こうして経験しておくことが大切と思いました。
②生活用水の確保
飲む水が必要というのはすぐに思いつきますし、
水を3L/1日分として備蓄しましょう、っていう話を聞きますよね。
水は、ぼくたちの口に入るものだけでじゃなく、
ありとあらゆるところで使っています。
前述のトイレでもかなりの量を使っています。
お風呂もそうです。
お皿を洗うのも、手や顔を洗うのも・・・
体験して感じたのは、飲む水よりも、生活用水の確保が大切ということです。
我が家では、生活用水用としてペットボトルに水を入れて、家の外に置いていました。
でも、何年も前に入れたもので、外に置いてるから、外側は汚れていました。
手を洗ったりとかはその水を使用しました。
でも、何だか心配だったので、歯磨きやうがいをするときは、飲料用として備蓄しておいた水を使いました。
ウチは、朝に洗濯をするのですが、
お風呂の水を吸い上げて洗濯しています。
突然の災害時にも、こうした水の活用ができるねと、話し合いました。
③洗い物が大変!!
これもやってみて、想像以上だったところです。
水が使えないとき、洗い物を増やさないで良いように、お皿にラップを敷いて、食事をします。
子ども達もそのことは知っていましたので、率先してやっていました。
食器類も全く汚れずに食事できまして、やってみて、すごく納得しました。
一方で、調理に使った鍋を洗うのが一苦労でした。
水道には『×』の付箋が貼られています汗
備蓄していた生活用水で少しずつ洗います。
仕上げには飲める用の水で流しました。
鍋ひとつ洗うのに、2Lのペットボトルを1本ちょっと使ってしまいました・・・。
貴重な水なのに・・・。
普段、どれだけ水を使っていたのかもよく分かりました。
また、洗い物を増やすと、それだけ必要な水が要ることも分かりました。
④ローリングストック!
備蓄などの防災対策の基本は、ローリングストックです!
使いながら備えていくことですね。
食べ物にしろ、生活用品にしろ、
突然の災害などに備えて、余分を残しつつ補充していくことが大切です。
今回の断水訓練で安心できたのは、
ウォーターサーバーの水が使えたことです。
確実にここには口にできる水があることは、とても頼もしく思えました。
ウォーターサーバーも、常に満水状態にはしていますが、たったこれだけのことも、予告なく起こる災害には必要なことだと感じました。
ウェットティッシュも必需品でした。
ラップも絶対必要です。
家に余分はありますか?
飲料水は、もちろんのこと
生活用水のペットボトルも、もっと身近な場所に置いて、ローリングストックしようって話になりました。
⑤体験しておくことが絶対必要!
最初は、「え〜・・・」
しぶしぶだった家族全員でしたが、
一日の断水訓練を通じて、少し自信がもてたようでした。
今日は水を使わない!と決めるだけです。
どなたでも、どの家庭でも、いつでも訓練できます!(笑)
いざ、水道から水が出なくなったとき・・・・
トイレはどうしますか?
手は洗えますか?
シャワーなしで髪が洗えますか?
ご飯はどう用意して、どう食べますか?
ウチの家族は、一通りを体験しました。
万が一、そんなことが起きても、少しは頑張れると思いますし、ぼくも少しは安心して家を出られます。
また、「たまには訓練しよう」っていう意見も出ました。
毎年なのか、頻度は考えますが、子どもの成長に合わせて、定期的に実施しておく必要も感じます。
ぜひ、やってみてください。
必要なグッズを考え、備えるきっかけにもなりますし、対応方法を体得する機会になります。
何より、嬉しかったのは
『水って大切!!』
そんな気持ちが、家族全員で共有できたのは嬉しかったです。
自分の身体も、普段の生活も、
水無しには生きていけません。
水が飲める・使える大切さを改めて共有しました。
今日もご覧いただきありがとうございます。
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