高校生が活躍!!育成会主催『枝光あそぼうさい』
昨日、北九州市八幡東区の枝光市民センターで、今年度最初の『あそぼうさい』を実施しました。
こちらの校区では、子ども達の育みを支える『育成会』が活発に活動されています。PTAや子育てを卒業しても、地域の子ども達の育みを支えていきたいって有志で集っています。
とても温かな、素晴らしい取組みですよね。
一年前も、こちらの地域ではあそぼうさいを実施していて、とても好評だったとのことで、今年度もご依頼いただきました!
日程調整をするなかで、候補日で挙げてくださった日取りがどれも活動予定で埋まっており、どんどんと前倒しになって、昨日の日程となりました。
早急に決まった日程ながら、育成会の皆さんの頑張りもあり、子ども達の参加者を集めていただきました。
『あそぼうさい』での活動は、『好きっちゃアカデミー』のメンバーが大活躍する場です。
大学生や高校生たちが、休日の活動をボランタリーで頑張ってくださっております。また、現地集合・現地解散ながら、市内各地の「まち」を訪問して、この北九州の深さ・広さを実感しながら、そのまちそのまちの、土地や人や子ども達と出会っています。
初陣を飾るあそぼうさいに、22人ものアカデミーメンバーが参加してくださいました!!
明治学園高校、北九大ひびきの3Club、北九大北方のMATE's、九州共立大SDGsチャレンジアクション研究会、産医大SDGs研究会の皆さんです。
新年度になって、どの大学・高校も世代交代です。
就活や受験勉強など、学年によって参加できるかどうかも変わっていきます。
好きっちゃアカデミーの活動は、そんな学年が上がって行くことで、どんどんメンバーも変わったり、熱心な子が卒業したり、新しい子が入らず全然いなくなるんじゃないかとかの心配もあるものです。
ですが、とてもとても嬉しい事に、今回参加の半分以上ぐらいのメンバーが初参加でした。
ぼくもお一人お一人とお名前を確認しながら、ご挨拶させていただきました。
特に、明治学園高校からはちょうど試験などの合間のタイミングという事もあり、新1年生を含めた、13人ものメンバーが参加してくださいました。
「よし!じゃあ今回のメイン進行は、明治学園に任せた!!」ということで、急遽託すことにいたしました。
そして好きっちゃとしての、全体進行・統括を、若きエース谷本くんに担当していただきました。
谷本くんと明治学園の高校生リーダーとでしっかり打合せていただき、全体の構成やどのプログラムを実施するのかも、ちょっと遅刻したぼくが到着した頃にはしっかり決まっていました(笑)
(頼もしい!!)
育成会の会長さんのごあいさつから、講座スタート!!
「こどもまんなか」社会と言いますが、こうして、地域の皆さんが、このまちの子ども達の楽しみをつくったり、成長を支えたりしています。とても温かく、素晴らしいものだと思います。
そして、明治学園の高校生メンバー達にバトンタッチ!
ちょっと前まで1年生だった、新2年生が、これまでの経験をもとに、頑張ってくださいました!
「あそぼうさい」は、最初の雰囲気づくりが結構重要です。
「楽しく遊ぶ」という場を感じていただくことです。
そんなアイスブレイクをどうするかというのは、大きなテーマです。
明治学園の皆さんが設定したのは『伝言ゲーム』です!
子ども・大人・アカデミーメンバーが入り混じって列になって、伝言ゲームをしていきます!
練習問題から始まり、どんどんと内容が難しくなっていきます。
一生懸命に「聞く」子ども達。
そして、一生懸命に「伝える」子ども達。
そんな姿がとっても可愛かったです。
答え合わせをしてみると、トンデモナイ内容になったお兄さん達の列もあり、笑いを誘います(笑)
子ども達でも、しっかりと情報を聞き、伝える役割ができるんだよって高校生メンバーがこのゲームの意図を解説してくれました。
さらに、続けて説明してくれた内容にとても感心しました。
「さっきの内容は、言葉が難しかったよね。難しい言葉だったら間違って伝わったり、みんなに分からなかったりするよね。だから、誰にでも分かる「分かりやすい言葉」で伝えることも大切だよね」
さすがです!
スゴイです!!
『やさしい日本語』のことですよね。
ぼくも伝言ゲームを何度もしてきましたが、この解説を加えたことはありませんでした。
高校生メンバーに託してみると、こんな素晴らしい化学反応が起きた喜びです。
みんなの緊張も解け、楽しくなってきました!
さぁ!ブース遊びです!!
どれでも自由に遊んでくださーい!!
大人も子どもも、入り混じって、楽しく遊んでいただきました。
それぞれのゲームには意味がしっかりと込められていて、その内容もアカデミーメンバーが伝えてくださいます。
初参加のメンバーが多いながらも、経験のある子たちがどんどんと教えてくれて、やりながら育っていきます。
また、「別々の大学の皆さんと交流できるようにしましょう」っていう指示も出ていました。とても頼もしいです。
ひと通り遊び終わったら、アカデミーメンバーから順に、自分の言葉で、それぞれのゲームの意味を説明してくださいました。
遊んできた子ども達も、その解説や質問に、次々と答えてくれます。
しっかり学んだことが、自分たちの頭に入っていることを感じます。
えっと、
ちょっと進行が早くないか?まだ随分と時間あるよ?
まだ何かあるのかな?と思いきや!
『みんなで、防災ダンスを踊ってみましょう!!!』
高校生のお姉ちゃんが、みんなに声をかけます。
たった3日ほど前に、覚えたばかりの『心配性ヒーロー』
高校生メンバーはバッチリ踊れるようになっていました!!!
高校生たちがステージにあがり、見本を見せます。
防災ダンス「心配性ヒーロー」は大きなイベントではこれまでも踊ってきましたが、市民センターでの子ども講座でするのは初めてです。
どうなるかと思いきや!
子ども達も一緒に楽しそうに踊っていました!!
最初のサビと、1番の地震編の部分だけ、ひと通り練習して、だいたい覚えたかな?
子ども達ののみ込みも早いです!!
高校生お姉ちゃんが言います。
「じゃあステージに上がって、みんなで踊ってみましょう!」
最後は、子ども達もステージに上がって、
カッコ良く、可愛く、踊りました!!
すごーい!!!!
防災ダンス「心配性ヒーロー」がこんな展開になるとはー!!!
ぼくが企画構成していたら、こんな風にはできませんでした。
そして、ダンスの実践・レクチャーもとっても上手でした。
高校生メンバー達に託したら、こんなに素晴らしい飛躍を遂げることができました。
とっても良かった・・・!!!
一応、ぼくからも歌詞の意味や、特に覚えてほしいところをご説明を加えました。
そして、3日後の火曜日の朝!テレビに出るからね!!!
最後のふりかえりも、
子ども達ひとりひとりから、感想や学んだことをお話してもらいました。
みんなそれぞれで、楽しい思い出と、学んだことを心に刻んでくださいました。
最後は、みんなで記念撮影!
終了後は、いつものとおり、ふりかえりミーティングです。
メンバーひとりひとりが、感想を述べてくれます。
どの発言もとっても前向きです。
「次はもっとこんな風にしたい」。
彼ら彼女らの目線は、もう次へと向かっています。
その中でも、「上手く説明できなかった」「実際に進行してみると難しいことが分かった」「今まで見ていたけど、実際に自分がやってみると大変なことが分かった」
などの声も多く聞きました。
見ている、知っている、と、
実際に、やって、できる、というのは全然違いますよね。
これも、チャレンジしてみて、経験してみたから分かります。
「もっと上手くできるようになろう」
そういう想いをもったなら、そういう目線が増して、学びのインプットも増えていきます。
こうした想いをもった子たちは、必ずや、どんどん伸びていくことと思います。
こうした経験も、やってみたから、一歩も二歩も、成長のチャンスを掴んでいくこととなります。
その意味でも、明治学園の皆さんに託して、チャレンジしてもらって、とてもとても良かったなと思いました。
子どもを真ん中にした温かな地域で、
若き好きっちゃアカデミーによる新たな発展や展開のあった、
とてもとても素晴らしい『あそぼうさい』講座となりました。
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