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全国各地の活動内容を共有!『市民公益』でつくる社会、描く未来

8月31日(土)、東京で、『一般財団法人ハウジングアンドコミュニティ財団』の出資する助成金による活動の『成果報告会』が開催されました。

ぼくも、日帰りで東京往復で参加させていただきました。

・・・と言いたかったのですが、
台風の影響で、予定通りに参加することができず、飛行機代のキャンセル料だけを支払う始末・・・。

オンラインで参加させていただきました。

当日は、新幹線も動いていなかったりもあり、
事務局から「難しい方はオンラインで可」というご連絡をいただき、ぼくも含めて、オンライン参加の方々が半分ほどおりました。
(仲間がいて、ちょっとホッとしました)


というのも、2023年度の助成対象は、岡山以西では我が北九州が一番遠いのです!!
今回の発表会では、2024年度対象の団体もいくつか参加しており、もっと遠い九州各地からも2団体が参加されておりました(もちろんオンラインで)。


採択いただいた助成金の報告会として、こうして、全国津々浦々の皆さんと交流できる機会というのはとてもありがたいです。

昨年5月には、活動前の交流会もありまして、『今からこんな活動するんだー!!』っていう発表を皆さんから聞いておりましたので、1年間を通じての成果や進展を拝見して、皆さんの奮闘をとても心強く感じました。


全国各地に『同期』がいる感じで、とっても頼もしいです。
お互いにSNSなんかフォローし合う団体さんやプレイヤーさんもいらっしゃいます。
遠く距離は離れていても、まさにそれぞれの「フィールド」で活動する同志です。


報告会は、活動テーマに基づいて、3つの分野に分かれて順に発表していく形式です。
リアルとオンラインが融合されて、様々な発表を拝見することができました。

どんな活動?
という具体的な内容は、こちらのホームページから、とっても詳しく確認することができます!!

活動の成果報告を短くまとめたそれぞれの『報告書』もありますので、是非、ご覧ください!!

ハウジングアンドコミュニティ財団|住まい・まちづくりNPOの助成・支援 (hc-zaidan.or.jp)


また、これも主催財団さんのとっても素晴らしい仕掛けなのですが、4ページにわたる詳しい報告書以外に、このようなA3での『サマリー』を全団体につくっていただいております。

スライドで投影するのもこの1枚で、皆さん簡潔に活動成果を発表されておりました。

これが、ぼくたち「好きっちゃ」が助成いただいた活動の報告サマリーです。
『防犯紙芝居』を作成することができました!!!

好きっちゃホームページで、『紙芝居』をパソコンでもスマホでもご覧いただけることができます!
是非、ご覧ください!!!

作成秘話や、
作成までの舞台裏、
何でこんなものをつくろうとしたのか!?
など、今までの記事も貼っておきまーす!!



さてさて、それぞれのテーマごとの発表の後には、『ディスカッションタイム』がありまして、ぼくたちが属したのは「子育て・福祉・地域の安全に取組む」の分野です。

ご覧のとおり、ウチは、『防犯まちづくり』という地域住民の共通項である「安全・安心」へのアプローチです。
他の団体は、孤育て支援、子どもの居場所、子育て環境、障がい者支援、孤独死ゼロへ、などなど、とても多彩な活動ばかりだし、どれも大切でかけがえのない活動ばかりでした。

ディスカッションのテーマとなったのは、まず、「団体のありよう」についてでした。

どれも、一人ではできないし、
どれも、お金のかかるものばかりです。
1団体を除き、皆さん法人格である「NPO法人」を取得されておられたのも他のテーマに比べ特長的でした。

法人格を取得した経緯など、皆さんそれぞれにお話いただきましたが、やっぱりお金の課題、団体としての格のこと、そして受け皿としてのハコのこと。
そうだよなって思いながら、頷きながら聞いておりました。

この話題の流れから、委員の先生から
『市民公益』に関するアドバイス・ご指摘・評論をいただきました。

このお話が、とっても的を射ていたように感じて、強く強く頷きました。

概要だけ少し説明すると、
社会や地域の中には様々な課題があります。
社会や住民共通の課題や、住民独自に解決できない課題があるとするならば、そこは行政として解決すべき課題であり、いわゆる「公助」として手を打っていく。

しかしながら、行政の縮小化などの問題から、その課題を埋める「市民活動」が台頭してきている。場合によっては、そこに行政からお金を出したり、他の発表者のなかには、上手く軌道に乗ってから改めて行政との協働が開始したという事例もありました。

我ら好きっちゃの活動フィールドとしても、行政でも民間や個人でもできないテーマとして、『市民活動』として取り組んでいるという自負もあります。
そうした守備範囲の部分もあると思いますし、何よりも市民自身で地域社会をつくっていくという気概が重要なように思います。

そのためのひとつの手段として、NPO・NPO法人というものに皆さん辿り着いたという経緯だと思います。

さらにぼくたち好きっちゃは、もう一歩頑張って(一歩どころではないですが)、『認定NPO法人』まで行き着くことができました。
これこそ、市民公益の機能の組み換えの例であり、
納めた税金が行政にて運用されるのではなく、直接市民活動に届き、自身の治める税金が控除される仕組みです。

つまり、自分の治める税金の使途を、自分の支援する市民活動に向けることができるという仕組みです。
これはとてもとてもスゴイ仕組みで、どんどんこの機能が認知され、増えていくことを望みます。その体現者となれて嬉しいです。


今日(9月3日)、
オンラインのセミナーで、
『認定NPO法人』の実情について語ります。

認定までいかないにしても、もっともっと多くの市民団体が、支援され、活動していける社会であると良いなと思います。


全国津々浦々の『同期』の頑張りや、奮闘を共有していただき、
とても多くの刺激を受けました。

皆さんから見ると、西側の北九州にこんな活動者たちがいるよっていうのもアピールできたのではないでしょうか。


それぞれの地域で、
まちや社会を盛り上げていこう、大切な部分を補っていこう。
そんな共通項を得ながらの交流会となりました。

オンライン参加となり残念ではありましたが、とっても良い機会となりました。

このような機会をいただき、
さらには、多くの助成金をいただいた『一般財団法人ハウジングアンドコミュニティ財団』には、とてもとても感謝しています。
本当にありがとうございました。

この助成金での成果である「防犯紙芝居」を広く展開していくことが、次のぼくたちに課せられた宿題だと思っています。
引き続き取り組んでいきたいと思っています。




貴重な時間のなか、この記事をご覧くださってありがとうございます。









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