全体を見て⇒場を設定して⇒ひとつずつ
仕事でも、家事でも、勉強でも、各種の活動でも。
どんなことにでも当てはまることかもしれません。
特に、
何だか手につかないなぁ・・・。
大変そうでやる気になれない・・・。
膨大にあるからイヤだなぁ・・・。
というような内容に当てはまるテーマです。
今から対応せねばならないことが、
どれぐらいのボリュームがあるのか、ゴールはどの辺にあるのか、どんな姿がゴールなのか、いったん全体を見て、見通しを立てることがまずは大切ですよね。
頂上がどこなのか分からない山に登っていくことはツライかもしれませんね。
次に、
具体的に、いつ、どんなふうにやるのか、行動を起こしていく『場』を設定できると良いですね。
場面によっては「作業環境」だったり「外堀」だったりするかもしれません。
そして、最後は、何より、ひとつずつ、手に取りながらやっていくしかないんです。
千里の道も一歩から。
ひとつずつ着実に積み上げながらやっていくしかないんです。
この3ステップなのかなぁと思いました。
そう思った最近の具体的な例を2つ挙げますね。
両方とも、我が家の子育てネタで申し訳ないですが、他の場面に転用できるかなと思いながらご覧ください。
事例①:はかどらない冬休みの宿題
冬休みにもたくさん宿題をいただいている子ども達(笑)
でも、年末年始は何かと誘惑や、行事が多く、なかなか進みません。
でも最後は、親がマル付けをしないといけないので、早くしてほしい。
正月休みで、遊びにつれていけだのなんだの言うので、
「宿題持ってこ〜い!!」ぼくから号令がかかります。
『とりあえず、宿題を全部、テーブルの上に並べなさい』
そう促され、全体を確認していきます。
小学生組3人が、それぞれ、宿題全体のボリューム感を確認して、現在、どこまで終わっているか確認します。
〇ページあるうちに、〇ページまでは終わってる。じゃああと〇ページ。全体的には、〇割ぐらいまでは来てるね。こっちの課題は、やろうと思えば何分ぐらいで出来る?
これがステップ1:全体感を確認していきます。
次に、『じゃあ、いつ宿題するか決めよう!』
遊びに連れて行ってほしいものだから、「遊びに行って、帰ってきてから」と本人たちが言います。
『いつする』という宣言を本人たちの口から話してもらいます。
「帰ってきたら何ページしなさい」とか、言いたくなるけど、そこはグッとこらえます。
さっき、全体感を見ていますから、『今日のところは、〇ページまではやってしまいたい』子ども達が自分なりの設定をします。
そして、『夜ご飯を食べ始める前までに』という具体的なタイミングまで決めました。
これがステップ2:場を設定することですね。
そして、最後は、単純な話。
ひとつずつ、積み上げて、進めていくしかありません。
一文字一文字、1ページずつ、せっせとやっていきます。
2学期が終わって、なかなか進まなかった宿題も、ステップ1・2を経ていますから、3人並んで、猛烈な勢いでやっていきました。
次見たときには、早々に目標達成していましたね。
昨日、全部終わってるとのことで、マル付けもできました。
最後のステップ3:ひとつずつやっていくことですね。
この3ステップを大切にしていきたいですね。
全体感を見ずに、とりあえずやってみようっていうのは挫折してしまったり、よほど強い意志がないとできないですよね。
やる気になれないときには、まずは場を設定することが大切ですよね。
では、少しテーマが違いますが、もう1事例。
今度は片付けのことです。
我が家も子ども達が随分大きくなってきたため、大規模な模様替え。
模様替えというか、部屋替え。
これまで使っていた部屋をそっくり入れ替わるほどの大規模なことを、みんなで話し合って決めました。
色々と動かし始める前に、まずはステップ1:全体を見渡していきます。
家具の配置や、クローゼットに入っている荷物、おもちゃ、本など。。。
特に、ベットや机など大きな家具は、配置を長さを測りながら、事前に算段を進めておきます。
こんな配置で行こうとまずは決めて、それから作業にかかります。
一番の難題は、クローゼットの中の物たちの移動や処分。
これが一番大変なんですが、ステップ2の『場を設定する』ことが大切ですから、まずは大きな家具を動かして、スペースをつくっていきます。
広い作業スペースを設けて、『まずはこのクローゼットを完全にキレイにしてまおう』という小目標をつくって、みんなでせっせとお片付けを進めます。
ステップ3の『ひとつずつ』やっていくしかありません。
でも、みるみるうちに片付いていきます。
ひとつのクローゼットが完全に片付いたら、いったん、必要なものなどを置くスペースにもしていく作戦です。これも『場を設定する』うちのひとつですね。
とっても大変そうだった大規模な部屋替えは、この3ステップを順当にこなして、子ども達の頑張りもあって、着実に進んでいきました。
最初の宿題の事例は、事務処理や勉強などのタスク捌きのことでした。
後半の片付けの事例は、実物を片付けるという空間的・物体的な対応でした。
いずれにおいても
①全体を見渡し
②具体的な場を設定して
③ひとつずつこなしていく
この3ステップにより、何とか上手く進んだのかなと思います。
意識せずとも、実践しているような当たり前の話のようではありますが、なかなかそうはいかないものです。
この棲み分けを意識して、着実に頑張っていけたら良いですね。
今日もご覧いただきありがとうございます。
冒頭のイラストは、ビビッとデザイン|noteさんの作品を使用させていただいています。ありがとうございます。
<1年前の”今日”の記事★>
第11代の子たち、頑張ってますよ!
いまは、隔年で募集しているので、今年は募集は無いですね。
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