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若者にしか無い能力を!子ども達から見ると『斜め上』の関係【好きっちゃアカデミー】

ぼくたち、NPO法人好きっちゃ北九州は、地域愛の育みを目的として活動しており、そのまちの子ども達を対象とした活動が多いです。

いろんなまちに行き、そのまちの子ども達と出会います。

そのまちで子ども達を温かく包んでくれている地域の皆さんにも出会い、その方々と協働して、各種活動を行っています。


14年前に、ぼくたちが好きっちゃの活動を始めた頃に教わった、まちづくりのキーワードは、
『若者、バカ者、よそ者』という言葉です。

この要素を持った人が地域に入り込んでいくことによって、そのまちに新たな風が吹き始め、活性化していくということです。

この『よそ者』という概念は今でもとても大切にしています。

『バカ者』はそんなに変わりないかも?(笑)

ただ、『若者』というのは、時の流れとともに・・・汗
まだまだ若いつもりではいますが、しわも増え、白髪も生え始めました(笑)
メンバー内の会話も、いつの間にか健康に関することが多くなってきたり・・・(笑)

まぁ、ぼく自身は、まだ若者でありたいという「若作り」の気持ちには変わりありませんが(笑)
地域に入り込めば、断然若者の部類です。

でも、活動で関わっていく子ども達から見たときには、ぼくはもう『親世代』です。若者じゃないですね。


そこで、今日は『好きっちゃアカデミー』のことをご紹介しようと思います。

①連携している大学


ぼくたちは、北九州市内の大学生たちと、連携協働しています。

過去を辿れば、学生さん達との連携・協働は、市内の全ての大学で達成できています。
現在、お付き合いが深いのは、
北九州市立大学(北方・ひびきの)
九州共立大学
です。

高校では、明治学園高校とも連携があります。

九国大、西南女子、九州女子、産医大、九工大、西工大、北九州高専などは、ここ数年の感染症の波もあってお付き合いが薄くなってますね。
また復活していきたいです。


②好きっちゃアカデミーの運用方法

『好きっちゃアカデミー』とは、とても柔軟なネットワーク型の組織で、名簿があるようなものでもなく、出入りも自由のとっても緩やか〜な組織です。

具体的には、個人的な『LINEグループ』を組んでいて、そこに入ってるメンバーで活動予定などの情報を共有しています。

代表者数人だけが入っているチームもあれば、個人個人でご参加してくださっている人もいます。
なのでその総数というのは掴み切れないところはあります。

このLINEグループにて
『この日に、こんな活動がありますけど、ご一緒していただけませんか~?』と声をかけます。

すると、『ウチのメンバーから6人参加します!』などのリアクションが返ってきます。

最近では、それぞれの学生の活動を相互に紹介し合っていたりなど、とても頼もしい皆さんです。


③子どもにとっての『斜め上』の関係

ぼく達と学生達が一緒に、そのまちに行って、
初めて、そのまちの子ども達に出会います。

でも、すぐ!
ホント、すぐ!ですよ。
学生たちと子ども達は、もう仲良しになっています。

手を繋いだり、抱き合ったり、追いかけまわしたり(笑)

子ども達は、ぼく達のような先生や親世代のような『縦』の関係性に近い人よりも、
友達のような『横』つながりの人でもない、

ちょっぴり年上なんだけど、
大人みたいに背が高くって、
もうちょっと何年かで、ぼく達わたし達もそうなっていくような、時間間隔としても身近な『斜め上』のお兄ちゃんお姉ちゃん。

この『斜め上』の皆さんと子ども達とは、すぐに仲良しになります。
幼いときの記憶をたどると、共感していただけるところは皆さんにもあると思います。

④若者しか持っていないエネルギー

この『斜め上』のポジションパワーは、学生など、若い人にしか持てないエネルギーです。

いくらぼくが研鑽を積んで、
筋トレしてスタイル維持して、
化粧水をバッチリ塗ったとしても、
もう彼ら彼女らには、勝てません。

子どもの気を引くために、一生懸命おやじギャグを磨いても、気持ちを引くには弱いです。
あ、おやじギャグの段階でアウトか?(笑)

24歳で好きっちゃの活動を始めた当時は、ぼくがそのポジションに居たはずですが、気付けばもうすぐ40歳。。。
そりゃ学生の皆さんにはかないませんよね。

「いや、ぼく(わたし)なんて何にもできないですよ」って謙遜する学生さんはとても多いんですが、
そんなことないよ、一緒に来てみれば分かるよって連れていくと、
もうモテモテ(笑)

ある意味、今しか無い能力だから、最大限活かしていこう!!
いるだけで、子ども達が喜んでくれる存在。
ぼくにとっても、とてもとても嬉しい存在です。



⑤実は、学生たちがターゲット?

ぼく達は、地域づくりの支援として、いろんなまちに行き、そのまちの子ども達に何かを届けています。

もちろん最大のターゲットは、そのまちの子ども達です。

でも実は、そのまちの子ども達を包む、まわりの大人たちもターゲットだったりします。
ぼくたちも、ずっとそのまちに居れるわけではないですから、そのまちの大人たちに灯をつけ、風を送り込んで、ずっと活気あるまちが向上していくよう願っています。

好きっちゃアカデミーの皆さんと一緒にまちに入っていきます。

実は、ぼくとしては、この学生さん達もターゲットなんです。
(みんな、今まで黙っててゴメンね(笑))

ぼくたちと一緒に活動しながら、
北九州のいろんなまちに、降り立って、そのまちで地を這うような活動をしていきます。

そのまちの人たちに出会い、
そのまちの子ども達とふれ合い、
そのまちの景色や風習に出会い、
そのまちの文化や雰囲気を感じます。

こうした実践の場を経ていくことで、学生たち自身のそのまちへの愛着も深まっていくと思います。

ぼくなんかは、色んなまちが、第2・第3のふるさとになっていくような感覚を持っています。
きっとアカデミーの皆さんも、そんな想い入れのあるまちが、またひとつ、またひとつと増えていってくれてるんじゃないかなぁと思います。

現役の子にもいますし、先輩達も見ると、
やっぱりこのまち(北九州)で生きていきたいって、このまちに就職を決めた子もいます。
北九州市の公務員になった子もいます。
現在、目指している子もいます。

外の地域に就職していったとしても、
こうした活動を通じての、北九州への愛着や故郷感はきっと抱き続けてくれていると思います。

家と大学との往復の日々より、
こうしたローカルな地域での体験活動っていうのは、彼ら彼女らの心に刻まれていると思います。

そんな、
これからのまちをつくっていく
アカデミーの皆さんが、一緒に汗をかけながらも活動ターゲットとして大切に感じています。


⑥お誘い

こんな好きっちゃアカデミーは前述のとおり、門戸はゆるゆるです(笑)
誰でもフリーダムに参加できます。

各種SNSからでも良いですし、ご連絡いただけるとありがたいです。

もう少し実情を話します。

どんな現場でも交通費をお支払いします!
現地集合・現地解散が多いのですが、必ず交通費をお支払いします。
もちろんバイト代にもならないんですが、マイナスにならないようには配慮しているつもりです。

そして、場合によっては、一緒にランチを奢らせてもらったりもあります。

明日(日)なんかは、
『好きっちゃ修学旅行』っていう企画で、北九州市内の隠れスポットをバスでみんなでツアーすることを準備しています。
多くのアカデミーメンバーが参加してくれて、29人乗りの中型バスもいっぱいです(笑)

楽しみですね!
(もちろん学生は参加無料です!)

もうひとつ。
これ、とっても大切なことです。
学生さんひとりひとりを大切にします。

具体的には、学生1号、学生2号のような、ただのマンパワー的に思っていません。
おひとり、おひとりの名前を呼んでやって、交通費なんかも、ひとりひとりの名前を書いた封筒に入れて渡すように心がけています。

活動時も、名札をひとりずつに差し上げて、つけていただきます。
ひとりひとりを大切にしたいからです。
(実は、なかなか名前が覚えきれないから名札してもらうというオジサンの裏の狙いがあります(笑))


ということで、
ぼく達は、好きっちゃアカデミーの皆さんの活躍の場面を用意しつつ、
皆さんがターゲットにもなりつつ、活動させていただいています。

一緒に活動してくれる皆さんに敬意と感謝をいつも持っています。

もっともっと楽しく活動していただける人が増えると良いなぁとも思います。
どうぞ今後ともよろしくお願いいたします。


<1年前の”今日”の記事★>

あ、これはいつも引用する、とても大切な記事です。
どんな場面にも通じます。ぜひご覧ください。


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