我が家なりの防災、このまちの防災
昨日、「ふくおか市民政治ネットワーク・北九州」さん主催の、サロン勉強会にお呼びいただき、
『我が家なりの防災、このまちの防災』というテーマで、お話をさせていただきました。
『いこいの場』『つどいの場』という感じの建物で、気楽に、トーク形式で実施いたしました。
いつもここで、こうしたおしゃべり会や、音楽コンサートなんかをされているそうです。
今回のテーマのひとつに
『防災ガイドブック』について解説してほしいとの依頼内容でした。
これは、令和3年度末に、北九州市が全戸対象に一斉に配布したものです。
ある日、突然ポストに入っていたという感じで、
熱心な方はご覧になられているとは思いますが、大半の方は、「え?そんなの届いた?」というような感じかもしれませんね。
この本の解説ということで、行政の肩書きでないぼくがとやかく言えることではありませんが、
ぼくなりに少しだけ引用しつつお話をしていきました。
災害のジャンルにより考え方が異なること。
ハザードマップの見方。
「避難」の考え方や行動の割り切り。
家庭での備えのポイント。
似て非なる非常持出品と備蓄品。
などなど、、、、。
そして、会場は八幡西区で、ハザードマップでは真っ白な地域です。
つまり大雨災害では危険性の低い地域です。
でも!
心配なのは、
直下型の地震。
『Sクラス』にも指定されている「福知山断層帯」という断層が通っており、周辺の地形を見渡すと、断層の活動により造りあげられている地形そのものです。
地形という紛れもない事実に、備えの必然性を感じていただけたように思います。
もう少し、具体的な地震対策もいくつかお話させていただきました。
その後、参加者それぞれから、思い思いに感想や質問などをいただきました。
このフリートークがとても素晴らしくって、
備えてないようであっても、地形やハザードマップを見て家を選択されたりとか、考えてみると、災害時にも使えそうな家のグッズっていっぱいあるよねとか。
これまでに、他の地域で経験して、こんなことがあったとか共有していると、備えの深さや、いかに生活と密着しているのかを感じていきました。
皆さんの意識や、経験を重ね合わせていくと、より『自分らしい』備えが見えてくるような気がしました。
わざわざするとか、教科書どおりにするとかでなく、『自分なり』に暮らしのなかで、生活のひとつとして備えていけたら良いのかなと思いました。
また、障がいのある家族と有事の際にどう行動するか。
ローカルな地域の方と、日頃からいかに繋がり合えておけるか。
自分ひとりでは、なかなか行動に移せないところ、地域で声をかけ合うことで、実効性を持たせていくこと。それには日常のコミュニティが重要であること。
子どもを真ん中にした地域社会の重要性に改めて立ち返りました。
子どもは家庭の宝のみならず、地域の宝ですね。
そして、最近は『ペット』も地域の鎹(かすがい)的な役割になりつつあることもお話させていただきました。
大きな地震があった際に、昼でも夜中でも『そちら大丈夫ですか?』ってチャイムを鳴らし、安否を気遣い合えるような地域でいたいですね。
市が発行した「防災ガイドブック」のハウツー系の話からスタートしましたが、皆さんとのクロストークを通じて、
ローカルな地域コミュニティづくり。
子どもやペットを通じた繋がり。
人を思いやり、声をかけ合える関係づくり。
何だかそんな結語に至ったところが、とても素敵な会合だったとしみじみ感じております。
北九州市の防災ガイドブックの案内のHPもリンク貼っておきますね。
紙面やハザードマップはHPからでも確認できます!
今日もご覧いただきありがとうございます。
<1年前の”今日”の記事★>
昨年の今頃も同じだったかー。
今年も今週は大忙し。
昨日のこの講座に続き、今日はオフですが、明日から3日で4件の講座・・・
特に、市内の北端から南端へ・・・汗
忙しいッス。つらいッス。
でも、走り回れることは喜びです。
<2年前の”今日”の記事★>
昨日、一昨日、そして今日と、911の記事を書こうかな、書きたいなと思っていました。
あげく息子から「お父さん、911の記事書いた?」と聞かれるほどです。
一昨日の朝からずっと、関連するミスチルの曲がエンドレスで車の中でも頭の中でも流れています。
悲惨な映画のワンシーンのようなあの出来事から22年。
アメリカ在住のイスラム教信者の方が、この時期になると、差別を受けるんじゃないかとビクビクしているとのニュースがあっておりました。
世界は平和には程遠い。
現在に生きる一員として、平和を願うこと。
平和を実現するための一員であることを強く信じています。
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