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9.11から20年。ミスチルの名曲から考えてみる。

2021年9月11日。
あの9.11から20年が経ちました。

突然のテロにより多くの人が亡くなり、世界中が怒りと悲しみに包まれました。あれから20年。今も世界は平和とは言いきれない状態が続いています。

僕は「絶対平和でありたい」と願います。
勉強不足はなはだしいですが、考えていきたいとは思っています。

①人気漫画『幽遊白書』を読んでいての衝撃。

僕の小学校の頃は、みんなで200円の週刊ジャンプを買ってきて、みんなで読んでいました。スラムダンク、ドランゴンボール、ろくでなしブルース、ワンピースなど、人気漫画が多かったです!王様の耳はロバとかボンボン坂高校とかマサルさんとか、強烈なのも多くて毎週楽しみにしていました。(この話は長くなりそうなので置いておきますが・・・)

そのうちのひとつ『幽遊白書』はテレビでの放送もありましたし、コミックも全巻買って、何度も読み返しました。

後半、幽遊白書の主人公幽助のライバル仙水との戦いのなかで、仙水が複雑な生い立ちを語るシーンです。

このシーンが小学生の僕には衝撃でした。
幼い頃から見ているヒーローものや、敗戦から50年という当時の感覚。

事の本質を考える必要があると痛烈に思いました。

こっちから見る目線があるのと同じように、向こうから見る目線もある。
怒りや悲しみは向こうにもある。

9.11の悲しみは、アメリカから見る目線で報じられることが多いですが、向こう側から見ると相応の意図や理由があるのでしょう。
(この辺については言及しません。ご了承ください)

②ミスチルの曲から戦争の悲しみや平和への願いを聴いた。

母親に初めて買ってもらったCDが『シーソーゲーム』で、小学生の頃からMr.Childrenの大ファンでした。その後、名もなき詩や花が出て、Tomorrow never knowsやイノセントワールドなど遡って聴きまくりました。

特に、小学生の頃には、アルバム『深海』をずっと聴いていました。
このアルバムの曲中には、世の中の理不尽さや、戦いの悲しみ、ローカルな個人での視点で寂しさや辛さ、苦悩が描かれていて、思春期の僕はとても影響を受けたと思います。

ミスチルの話も長くなり過ぎるのでこの辺で・・・(笑)

③「さよなら2001年」

9.11の後に発売されたミスチルの『君が好き』のカップリングに『さよなら2001年』という曲が収録されています。当時、この曲もかなり聞きました。

ねぇ神様あなたは何人いて、一体誰が本物なの? 
僕にだけこっそり教えてよ 
もし優しさが 意味を無くして、あらゆる人が 武器を取るなら 


時代の当事者として、とても考えさせられたことを覚えています。

懐かしい、知らない、聞いてみたい!という方はぜひ!

④『タガタメ』の歌詞から考えてみる

「シフクノオト」というアルバムに収録されている名曲中の名曲です!

『タガタメ』

誰のため?という意味だろうと思います。
テレビでもCMで流れていたので、「あ、聞いたことある」という人も多いと思います。

まさに戦争や平和について歌っている曲です。
この曲から、少し考えていきたいと思います。

曲の冒頭部分です。
考えるべき『当事者感』について、表現されています。
自分の目の前のことから空を見上げ、共通している空から他の人へと展開していく。
自分と他の世界の人が繋がっている当事者だということでしょう。

ディカプリオの出世作なら、さっき僕が録画しておいたから
もう少し話をしよう、眠ってしまうにはまだ早いだろう

この星を見てるのは、君と僕と あと何人いるかな
ある人は泣いてるだろう、ある人はキスでもしてるんだろう


その次は、以下のような核心に触れていきます。
争いのなかでは、自分や子ども達が被害者にも加害者にもなってしまうということでしょう。

子どもらを被害者に 加害者にもせずに
この街で暮らすため まず何をすべきだろう?
でももしも被害者に 加害者になったとき
出来ることと言えば
涙を流し 瞼を腫らし、祈るほかにないのか?


この曲に強く衝撃を受けました。
とても、ハッとしたことを覚えています。

自分はこの世界の中で、加害者にも被害者にもなり得るんだと。

でも、できることはないから、祈るほかにないのか・・・

タタカッテ タタカッテ(戦って 戦って)
タガタメ タタカッテ(誰がため 戦って)
タタカッテ ダレ カッタ(戦って 誰 勝った?)
タガタメダ タガタメダ(誰がためだ? 誰がためだ?)
タガタメ タタカッタ(誰がため戦った?)


サビは上記のとおり、桜井さんのシャウトで心に刺さってきます。
是非聴いてみてください。

⑤できることは、考えていくこと。

アフガニスタンからのアメリカ撤退や、今後のタリバン政権とか、世界の情勢のことや、憲法改正、日米安保、右とか左とか、タカとかハトとか鳥の種類のことも、こういう場で発言するつもりもないですが、
個人個人でしっかりと考えていかないといけないのかなと思います。
だって自分自身へと繋がっていくからです。当事者として、祈り、考えるしかないのです。

第二次世界大戦の際、門司で大空襲を生きた方から聞き書きで記録されていた言葉も印象的でした。

『これから、日本の人たちは、二度と戦争なんかしないと信じています。』
『だって、今の時代はSNSなんかで、ひとりひとりが意見をもち、意見を発し、しっかり若い人たちは考えている。今の若い人たちは賢いと思います。』
というお話でした。

おっと、あんまり書いてしまうといけませんね、もうすぐ大きな政局がありますね。

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