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地域に開かれた子ども達の居場所を〜こんな場所があったら良いな〜

昨夜、毎月楽しみにしている『サポのよる会』が開催されました。
この会は、北九州市市民活動サポートセンター|noteが開催しているもので、市民活動に関する様々な話題で皆さんから意見が交わされています。


冒頭の写真は、和田のりあき/マジックパパ|noteさんの作品を使用させていただいています。ありがとうございます。


昨夜は、ぼくが大尊敬するNPO法人の理事長さんから相談に近いお話で盛り上がりました。

子育てや、子ども家庭支援に関する取組みを様々されているこのNPO法人ですが、新たな施設・場の設置を検討されているそうです。

子ども達や、子育て中の親子が、自由に来れる、地域に開いた子どものための場所をつくっていきたいとのことです。

自然に触れ、
遊び場があって、
自由に遊べて、
絵本がたくさんあって、
親も安心できる場所。

そんな空間をつくっていきたいという想いが伝わってきました。


参加者からは色んな意見・アイデアが出されました。

・周りの住民とも交流できる場所になると良いな
・本棚に隠れてとか、草原に寝転んで本が読めたら良いな
・色んな情報が集まったり、人が集まる場所だったら良いな
・子育て関係団体が利用したり交流する場になったら良いな
・社会福祉法人とか賛同・協賛する企業とも連携できると良いな

などなど、
様々なもので、どれもこれも、わくわくするようなものばかりでした。


さすが見識の深い皆さん。
県外の類似した施設の情報なんかも交わされます。
今後見学ツアーをする!?みたいな乞うご期待情報も!?(笑)

子ども達が、行きたい!!って思える場所になっていくと良いなと思います。


北九州は、子どものためのアミューズメント施設は結構充実していて、どこかしらに何かしらがあります。
低額で子どもを連れて遊びに行こうと思えば、割とあります。

そんな、アトラクションというか、アミューズメント施設というか、そういう要素もあると、とっても良いと思います。

一方で、目指している『場』というのは、そういった要素だけではないんだろうなと思います。
『ハード』としての素晴らしさも大切だと思いますし、
『ソフト』としての充実を何より望みます。


そこで、皆さんの話を聞きながら思ったことを書いてみます。
(時間が足りずに、昨夜話せなかったのでここに書きます。下駄箱トークでスイマセン)


ぼくが思ったのは、
子どもの居場所に関わる、古き良き時代にあったもので、現代では無くなっている(無くなりつつある)場所に代わるものであると良いなぁと連想しました。

大きく2つです。

①親戚のような場所

ぼくで言えば、数年この年代を過ぎましたが、小さな子ども(未就学児)をもつ親としては、外の世界に行くと、『子どもの見守り』が最大優先事項です。

公園や、子ども向けのアミューズメント施設に行くと、
走り回っている子どもに対して、保護者の人が、
1対1のフルコートマンツーマンディフェンスです(笑)

よく言います。
「連れていく方が大変」

他の人に迷惑かけたり、そんな公衆の場でケガしたりしたら他の人に迷惑がかかるから、ぴったりくっついてディフェンスが必要です。

1人の幼児に対して、ご両親のダブルチームディフェンスもよく見かけます(笑)
1人の子どもを遊ばせるのに、ほぼ同数の大人が居るというのが、現代社会の状況です。

そこでふと思うこと。
皆さん多かれ少なかれ経験があると思いますが、
例えば親戚などが集まったとき、
小さい子が何人かいても、
「良いよ、面倒見とくよ」ってまとめて引き取ってくれる存在っていますよね。

「ありがとう、よろしくね、助かるわ」って、いつも育児に疲れている保護者のつかの間の休息。
その間、親戚でおしゃべりしたり。

こんなイメージです。

公園や市民センターで出会った人達と、なかなかここまでの関係性はできません。
ホントにご近所さんとか、幼馴染とか、親同士がすごく仲が良いとか、その接近レベルが高くないと実現しません。

でも、ニーズからしてきっとあります。
もちつもたれつで、子育てしていけたら良いと思います。

そんなポリシーをもった場にできると良いなと思います。

あそこに行けば、同年代の子ども達が一緒に遊んでる。その輪に加えてもらって、自分(保護者)も他の子の面倒も見るときもあれば、他の保護者が代わって見てくれたときは、しばしの間、育児の負担から離れておしゃべりしたり。
そんなポリシーを共有した、親戚のような場になると良いなって想像しました。


②子ども会のような場所

次はもう少し年代を上げて、小学生ぐらいのイメージです。

現状の、子ども達の遊び場はこんな感じです。

『自』
自分たちで勝手に遊ぶ。公園に行ったり、ゲームしたり。友達どうしでアポをとって自分達なりに遊ぶ。子ども数人。もちろん大人はいません。自分たちだけです。公園には各種の制約が多すぎるから、ゲームになるのも分からなでもないです。

『民』
親と一緒にいくアミューズメントパークや、『習い事』がこれに代わっていますよね。子ども達の持て余す時間を埋めるのは、遊びではなく、習い事ですね。

ここに、古き良きには、
『共』があったように思います。

道端に出れば、ご近所さんの保護者も見守るなか、一緒に遊ぶ場があり、
公園に行けば、ちょっぴり年上のお兄ちゃんがボール遊びを主導して、年齢入り混じって遊ぶ。
休日になれば、ご近所の保護者さんが主導のもと、『子ども会』なんかで何かしらの企画がある。

こんな『共』の場がありました。

企画や面白さがどうあれ、こんな場っていうのは、子ども達にとっては面白いし、わくわくするものです。

そんな『子ども会』のような場があると良いなぁと思います。

例えば、土曜日には、自由参加のドッチボール大会が開催されたり、
下校時刻の早い水曜日には、夏には水風船で遊んだり、冬には雪遊びしたり。
たわいもない遊びで良いと思うんですよね。

地域の皆さんと昔遊びなんかがあっても良いですね。
季節に応じたイベントを企画して、楽しめたら良いと思います。

そんな場所って、どんどん無くなってるから、こうした施設で、そんな素晴らしさを取り戻せていけると良いなって思います。



北九州市では、既存の施設・場所でも、
赤ちゃん期の子育て支援や、親子の居場所として、各区にある親子ふれあいルームや、市民センターの子育てサポートなどもあります。


色々と勝手なことを書きましたが、
こういう施設がないと出来ないわけではないことばかりです。
その点はご了承ください。

いずれにしても、
『こんな場があったら良いな』っていう話でした。


今日もご覧いただきありがとうございます。


<1年前の”今日”の記事★>

おぉ、これまた一風変わった記事ですね。

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