寒波襲来!!「神の島」が北九州を守る!?
日本列島を『10年に一度』の寒波が襲っています。
今朝のニュースでは、沖縄県を除く全都道府県で氷点下になっているそうです・・・。
寒さや、雪や凍結に慣れていない北九州では、もろもろの影響が・・・。
今日、子ども達は、『一斉休校』です。嬉しそう・・・。
ぼくの家の前はこんな感じです。
雪はそれほど積もってないですが、凍っている感じですね。
ちなみに、北九州では、朝6時はこれぐらいの明るさです。
きっと、東の方はもう少し明るいでしょう。
東西によって時間感覚、陽の昇り沈みの感覚が全然違いますよね。
さて、北九州でも昨日は大雪警報が発表されました。
先ほど、大雪注意報に切り下げられました。
昨日は、昼前に吹雪いていて、あっという間に、凍結&積雪しました。
アメダスの気温で見ると、1時間で一気に、約3℃下がりました。
時刻にして、11時頃が一番吹雪が凄かったです。
その後も、レーダーなどで見ると、改善の兆し無し。
ずっと降り続くものと警戒していました。
しかーし!!
12時を過ぎたあたりから、
『青空が見えるほどの晴れ!!』
あれ?(笑)
ひまわりの赤外線画像で見ると薄っすら雲がかかっている程度。
上空の寒気で反応しているものと推測します。
ちなみに、赤外線を使っての検知は、『温度』を見るものです。
高い雲ほど、温度が下がりますので、白く写ります。
でも、実際にはくっきりとした晴れ。
可視画像で見てみるか。
そうそう。こんな感じ。
北九州のところ、ポッコリ空いてますよね。
ちなみに、この可視画像というのは、実際に『気象衛星ひまわり』から見た写真のことです。
なので、夜は見えません。
この昼過ぎからの『晴れ』で、さんさんと陽が照っていました。
あっという間に積もった雪も、みるみる融けていってくれました。
ラッキー。
雲が避けてくれた〜!!
と、『運が良かった』程度で済まそうと思ったんですが、「まだまだ降り続くから!」と指示したくせに、、、という悔しさが。
気象情報とにらめっこします。
そういえば、
以前にこんな記事も書きました。
昨日もまさにこのような気象状況で、日本海側は各地で大変だったろうと思います。
その点、北九州は、北西側の海域が少ないため、それほどの雪は降りません。
朝鮮半島に感謝しなければ。。。
ん?
ということは、風の流れが関係してそうだなと。
もう一度、先ほどの可視画像。
北西から南東に向かって、風が流れています。
それに沿って、雪雲が流れています。
朝鮮半島の方から、こちらに寒気が向かってきていて、
『対馬』でブロックされているのが分かりますでしょうか?
対馬と北九州のちょうど中間点のあたりにある、小さな点のような島。
分かりますでしょうか?
これが、神の島、『沖ノ島』です。
どうやら、この対馬と沖ノ島で、気流を遮ったり、避けさせたりして、雪雲がこちらに流れ込んでくるのを防いでくれています。
沖ノ島は、福岡県宗像市の島で、世界文化遺産にも登録されました。
通称『神の島』と呼ばれています。
↓詳しくはコチラ!↓
沖ノ島 - Wikipedia
短時間降水予測のレーダーで見ると、沖ノ島から雲が割れているのが分かりますでしょうか。
寒気のある北西から、北九州のある南東に向かっての、風の流れを、
対馬と、神の島沖ノ島がブロックしてくれている。
それでは、昼前の吹雪と、昼過ぎの青空との違いは何なのか・・・。
その時間帯での『風向き』をチェックしてみました。
まず、晴天のとき。
対馬⇒沖ノ島⇒北九州と、風向きが揃っています。
では、昼前の吹雪の際には?
風向きは、西から!!
西から回り込むように、雪雲が入ってきていました。
ちょっとした違いで、雪が降ったり降らなかったり。
雪雲の動向を見るならば、
『風向き』を見ておかないといけませんね。
大雨も、『馬の背を分ける』というほど、ちょっとした場所の違いで雨が降ったり降らなかったり。
雪も同じなんですね。
ぼく自身、とても勉強になりました。
神の島「沖ノ島」が、一番厄介な北西風をブロックしてくれている。
このことに感謝。
そして、地理的なダイナミックな歴史的な因果関係もあるようでなりません。
だって、北九州と対馬との直線位置にあって、ちょうど真ん中ぐらいなんだもん。
もっと調べてみよう・・・!
おっと、早めに出勤しよう。
子ども達と雪だるま作りたかったなぁ・・・。
今日もご覧いただきありがとうございます。
<1年前の”今日”の記事★>
ぼく自身が好きな『時間術』の記事です。
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