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猫は見た! ジーンズ破れの後悔を

いつもの散歩ルートを歩き、猫スポットに立ち寄る。
お寺には猫がよく似合うと思いながら、膝を曲げてカメラを構えた。

Df の液晶モニターはチルトでもバリアングルでもない。
MFレンズでもあるし、ノーファインダーで低い位置を撮ることは難しい。
しゃがみ込むか膝を曲げるしかない。

ピントを合わせるとき、なにかいやな感じがした。
ふとジーンズの膝付近を見ると横方向に数センチ破れている。
音もなく横に裂けている。なんということだ。

お気に入りのジーンズだから、私はいつもとは違う表情になったと思う。
その時、猫は見ていたはずである、私の動揺した顔を。
猫がカメラを持っていれば、私を撮って笑ったに違いない。
やれやれのショットになってしまった。

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