空き家PJとこれからの萩 1−4, 離村集落ファッチエスの改修PJ

スペインのファッチエス離村集落が廃墟となっていたものを建築のワークショップの場、農民資料館、そして市の交流施設へと改修、再生しました。

既存の建物、そして新しく挿入するもの、その関係をデザインの考え方としました。今魚店町の小池邸の改修計画のコンセプトでもあります。

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航空写真を撮り、この写真の真ん中にある施設が対象です。屋根も床も落ちてしまっているが、古い既存の石像の壁が構造的にも問題なく残っている。

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そこに新しい鉄のフレームを挿入する。工事中の写真です。

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第二期までが竣工した写真です、入口に向かい、中に入り、3層吹抜の講評室、既存と新しい壁との取り合い、2階、3階のアトリエ、鉄と石の文化が息づくカタルーニャ州に敬意を評しています。

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これは数年前に行った早稲田建築とバルセロナ建築大学とのワークショップ後の写真です。日本とスペイン、カタルーニャの国際親善の役割も担っています。半ズボンの方がロスピタレット・イ・バンデジョス市の市長さんです。

そして萩に戻りましょう。

早田宛て5-14

熊谷町の街並みです。緑青を葺いた屋根、うだつも見える。何気ない街並みが街をつないで来ています。萩の人々が日々暮らし、生活する普通のこの街が象徴的な名所旧跡の背景をかたち作っている。道割りとともにある街並みという素晴らしい人間生活遺構を注視していきたいと思います。

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