【デザインの制作】最初の壁を超えるためにやった2つのこと
こんにちは！アジケのUIデザイナーの木村です。
未経験から入社し、10ヶ月が経ちました。
この記事では、最初に感じた壁と、工夫してるポイントについてまとめています。新人デザイナーの方や、デザイナー転職志望の方に少しでも参考になれば幸いです。
私の未経験からのデザイナー転職経験については、下記記事で綴っていますのでご興味がある方はぜひ一読いただければと思います。
デザイン制作でぶつかった最初の課題
最初の案件ではBtoC向けアプリの情報設計とデザイン制作を行いました。画面の完成が目的となり、質が低いアウトプットをしてしまうことがありました。
質の低いアウトプットになってしまう理由として、1.目的に沿った画面制作ができない、2.状況にあった参考デザイン探し方ができていないこと、が大きな要因でした。この2つの課題を突破するために、私が個人的に意識している2つのポイントをご紹介します。
意識したこと1：ユーザーの状況や思考を可視化する
目的に沿った画面制作を行うために意識していることは、画面の役割を整理し、その役割を達成するにはどんな画面であればいいかを検討しています。
例えば、ログインボーナス画面であれば、画面に何が必要でしょうか。
ゲームのアプリなどを想像するとイメージしやすいと思います。ログインボーナス画面の役割は毎日継続してログインしてもらうことです。その役割を達成するには、画面を見たユーザーの状況や思考を想定することで、必要な画面の機能や要素を洗い出すことができます。
それではどんな機能が必要でしょうか。下記は、その例を挙げています。
例）ログインボーナス画面に必要な要素とは
▼役割
・毎日継続してログインしてもらうための画面
▼画面を見たときの、ユーザーの状況と思考は？
・1日目：ログインするとポイントがもらえるんだ
・2日目：連続でログインで、5ポイントもらえた！
・1週間後：連続ログインでクーポンもらえた！これからもログインしよう！
飽きずにログインしてもらうためには、連続ログインごとに報酬の大きさを変えることが重要になる
下記は私が最初にイメージだけで作成した画面と、画面の役割を整理して、ブラッシュアップした画面の違いを示しています。
アプリにはユーザーに提供したい価値（経験してほしいこと）を届けるために、1つ1つの画面に役割があります。今から作成する画面は何のための画面か、ユーザーの状況と思考は？を振り返ることで、質の高いアウトプットにつながると思います。
意識したこと2：参考デザインを探す際に、検索キーワードを工夫する
参考デザインを探す際に意識していることは、検索するキーワードを工夫しています。参考デザインを探すには2つの段階があると思います。1.デザインの方向性を定めるための幅広い検索、2.方向性が決定した後の細かいパーツを探す検索です。
例えば、塾の入退室記録のアプリ画面を作成する場合では、どう考えれば良いでしょうか。
1つ目のデザインの方向性を定める前の段階として広範囲に参考デザインを探す時は、具体的なキーワードに囚われずに検索しています。下記のように、関連したキーワードを思い浮かべて検索します。
入退室記録・・・時間記録、データ管理
時間記録・・・勤怠管理、勉強時間管理
データ管理・・・カレンダー、体重管理、家計簿管理
2つ目のデザインの方向性が決まっており、細かい要素の参考デザインを探す時は、画面要素の細かいパーツ名を検索します。
入退室記録であれば、「表」が要素に含まれているため、「表」で検索しています。この時「table UI」にするとさらに検索結果が広がります。
もしパーツ名がわからない場合は、下記のようなパーツについて記載している記事を参考にしています。
検索するキーワードが多ければ、関連する参考デザインを見つけることができるため、アウトプットの引き出しが増えていくと考えられます。
最後に普段参考にしているサイトをいくつか載せさせていただきます。ぜひ、参考にしてみてください。
▼幅広いキーワードで探す場合
▼アプリ画面を探す場合
▼webサイトやLPサイトを探す場合
以上、今回はデザイナーとして最初に課題に感じた2つの壁と工夫している2点をご紹介させていただきました。今後もアウトプットの引き出しの質を上げるべく、意識して行動していきたいと思います。少しでも参考になれば幸いです。
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