アイルランドのランチ事情
VACILANDOのぐっちーさんのアイデアより、各メンバーが各国のランチ事情をシェアしています。
アイルランドランチについて、私が驚いたのが次の3つ。
①ランチ時間は権利と考える
忙しい時、ついつい犠牲にするのはランチ時間。仕事が溜まっているので、デスクで簡単に食べたりしませんか?
アイルランド人は、ランチ休憩を労働者としての自分の権利と考えているので、あまり犠牲にしません。
1時間、ちゃんと休んでリフレッシュして午後の仕事に備えます。本当にヨーロッパ人は休むのがうまいと思います。
30分くらいで食事を終わらせて、散歩したり、ジムに行ったりします。大会社では福利厚生の一環として、職場に社員食堂やジムが併設されています。
天気がいい日は公園で食べる人も多いですね。
日本で経験したことなかったのが、部下が早く帰りたい日に、ランチ時間を短くする交渉をしてくること。
定時が17時の会社で、「16:30に帰りたいので、今日はランチは30分で終わらせます」と言ってくるのです。
まあもちろん許可するのですが、自由だなぁと思います。私は大会社勤務時代は、アメリカ企業と働くことが多かったので、時差の関係から夕方から忙しくなりがちでした。そのため、16時半に帰宅されると困ることも多かったのですが、彼等にはそういう気遣いは皆無。自分の労働時間を采配する権利は、会社ではなく自分達にある認識なのですね。
②同じものを毎日食べる人たち
海外在住してしみじみ思うのは、日本人は基本的に食事に多様性を求めるということ。日本人の考える食事の贅沢さは、多くの種類のものを食べることだという認識が根底にあると思いませんか?
懐石などはその典型的なケース。美味しいものを、少量多種で食べることを贅沢と考えています。
「おいしいものを食べたい」と言う気持ちはアイルランド人にもあるのですが、彼らは「決まった美味しいものを食べればいい」と考えてる節があります。
その価値観を端的に表しているのがランチ。社員食堂やお弁当で、毎日同じランチをとる人たちが一定人数います。
私の元同僚は、少なくとも3年程度は、毎日ハムチーズサンドイッチ食べてました。稼いでる人なので、お金がないとかではありませんよ。単純にそのランチが安心するらしく、そればかり食べていました。
トースターがある職場だったので、少しトーストすると、チーズが溶けて美味しいサンドイッチではありますが、週に一度どころか年に一度でいい食べ物。
娘の保育園も、毎週のメニューは同じです。月曜日はスパゲッティボロネーゼ、火曜日はチキンカレーなど。
ギリギリ金曜日は毎週違うメニューですが、食育にこだわる日本人が卒倒しそうなお話です。
③ポテトチップをランチに食べる人たち
典型的なランチはサンドイッチですが、その付け合わせに、ポテトチップスが付いてきます…
サラダやスープをつけることもできるけど、デフォルトではサンドイッチとポテトチップス。ポテトが大好きなアイリッシュならではのお昼ご飯でした。
今回はアイルランドのランチ事情についてでした。
アイルランドのランチ時間は、12:30から13:30程度。日本と時間的にはほぼ同じですね。
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