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アイルランドのセンター試験の範囲に、映画バービーが含められた


こんにちは、アイルランド在住会計士のつぐみです。

アイルランドの学生たちが直面する大きな試練、日本の大学入試の関門であるセンター試験に類似する試験が、アイルランドのLeaving Cert。

この重要な試験が、今まさに興味深い変化を遂げています。何と、国語科目の範囲に映画「バービー」が含まれることになったのですよー。このニュースには、本当に驚かされました。通常、文学作品や古典的な映画がこのような教育的文脈で取り上げられることが多い中、ポップカルチャーの象徴である「バービー」が選ばれたのは、時代の変化を感じさせますね。

学生たちは「バービー」に登場するキャラクターの心情を深く掘り下げ、彼らが置かれている社会的な文脈を読み解くことが求められます。また、他の作品との比較を通じて、さまざまな視点から作品を分析する能力も試されることになります。これは、単に物語を楽しむだけでなく、批判的思考や分析的思考を養う絶好の機会と言えるでしょう。

正直なところ、私自身は「バービー」を観る予定はありませんでしたが、このニュースを聞いて見てみようかなーという気になりました。なぜなら、この映画がただのエンターテイメントではなく、教育的な価値も持っていることが、この選定によって示されたからです。また、映画を通じて社会に対する深い洞察や、キャラクターの心理描写をどのように表現しているのか、その手法にも興味が湧いてきました。

ちなみに、アイルランドのアラン諸島を舞台にした、これまた物議を醸した作品、イニシェリン等の精霊も、同じくこのリービングサート範囲に含まれています。


アイルランドの教育システムが、伝統的な枠組みを超えて新しい試みを導入することにより、学生たちに多様な学びの場を提供しようとしているこの動きは、大いに称賛に値します。これからも、どのような作品が教材として取り入れられ、学生たちの思考や感性にどのような影響を与えるのか、注目していきたいと思います。



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