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#454 自分を「商品」として捉えることの危険性

 ジェーン・スーさんがメインパーソナリティを務めるラジオ番組「生活は踊る」の中には、「相談は踊る」のコーナーがあります。

 リスナーからの相談に対してジェーン・スーさんは「嘘」をつかずに答える。彼女の言葉が私の心の嫌な部分を突き刺すこともあり、半分凹みながら聞いています。

 先日の相談は、「デートで常に割り勘をしてくる男性と今後付き合うか迷っている」という女性からのもの。

 ジェーン・スーさんは、奢ってもらうことで自分の価値を満たそうとするその心が、すで自分を人ではなく「商品」として、自分を捉えてるのではないかと指摘しつつ、コーナーの最後に

 どうしても気になるなら、金払ったことで自尊感情が満たされるタイプの男性と付き合えば良い

と述べました。

 私たちは社会に何かしらの影響を受け、その価値観を形成してきます。「性の違い」は私たちの人生に「役割」を与え、それぞれの役割を強化するような社会のイメージの刷り込みが、私たちの思考力を奪っていくのです。


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