#73 本当に大切なものは目に見えない。ならば私たちの視覚は一体何を捉えているのだろう。
先日、「星の王子様」を読む機会がありました。
幼い頃に一度読んだ記憶があり、今回が人生二度目の王子様との邂逅でした。
本というのは面白い。
同じ文章を読んでも
読者自身の現状や変化に応じて、全く別の読み物になるものです。
この本の中には人間の様々な矛盾を表した人物が登場します。
酒を飲む癖を忘れるために酒を飲む男
自分の惑星が1分ごとに回転しているため、ランプをつけたり消したりすることに忙しい男
詳細な地図を描くが、彼は玄関先より遠くへ行くことはなかった地理学者
どれも人間という生き物の本質をついているような気がします。
人間が人間であるかぎり、このような矛盾とは付き合っていかなければならないのかもしれません。
しかし、そのような矛盾があることを自覚し、ほんのちょっとだけ変わろうとすること
そういう人でありたいなと思ったりします。
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