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Fletcher, G. (2016). The Philosophy of Well-Being An Introduction: Routledge.

Fletcher, G. (2016). The Philosophy of Well-Being An Introduction: Routledge.

福利論について勉強の必要が出て、上を読みました。教科書ではありますが、筆者の客観的リスト説を支持する立場の出た内容です。立場のある教科書が好きな人にはおすすめ。内容は、以下の通り。用語集や事例集がついているもの便利ですね。

Introduc

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読んだ本 2022.09

なかなか一冊読み通さないですね。

・本橋豊『自殺が減ったまち』岩波書店

読んだ本 2022.08

メモとしてのやる気がない。
・古田徹也『それは私がしたことなのか』新曜社

・末木新『自殺学入門』金剛出版
suicidologyに関心あります。児玉聡先生の『究』予防の倫理学の自殺予防の回も読みました。

・野上志学『デイヴィッド・ルイスの哲学』青土社

読んだ本 2022.07

・ケイト・マン『ひれ伏せ、女たち』
2章くらいまで読んで積んでいたのを、読書会の力を借りて読了。え、最初に手を付けたのは3月…?

機能的なミソジニー概念という道具を手に入れるという点でも、概念工学やってみたを学ぶという点でも、読んで良かった。その目的だと正直3章くらいまででいいという感じはあるが、読書会のおかげで全部読んだし、その中で知らない話もあった。やはり読書会はありがたい。

・徳永(20

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読んだ本 2022.06

・Monica Brito Vieira, David Runciman.(2008) Representation. Polity
ゼミで読みました。代表の概念史と理論。

・千葉雅也(2022)『現代思想入門』講談社現代新書
ちゃんと入門のできる入門書だった。

読んだ本 2022.05

だんだんと趣味の記録みたいになってきた。研究では論文を読むことの方が多いから。

・ジャン=リュック・ナンシー(2012)『フクシマの後で』以文社
人と読むことで読める本。一人で読んでもわからないで終わらせてしまうので。ナンシーの民主主義論。言っていること自体はわかる。政治運動としての民主主義があるとしたら、確かにナンシーの提案は有意味だと思う。しかし、実践的な含意が政治制度に対してどう取り出せる

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読んだ本 2022.04

John Broome(2013) Rationality Through Reasoning. (Wiley-Blackwell)
読書会の参加者さんの力を借りて読んだ本その1

Killmister, S. (2018). Taking the Measure of Autonomy: A Four-Dimensional Theory of Self-Governance. (1st ed.

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読んだ本 2022.03

・デレク・パーフィット『理由と人格』
読んだふりを卒業しました。OWMの翻訳が出るので、そちらも気になりますね。

・大村敦志『法学入門「児童虐待と法」から「こども法」へ』
子ども法についてどういうことが書いてあるのか気になって読んだ。
以下での学術俯瞰講義の書籍化らしい。
https://ocw.u-tokyo.ac.jp/course_11325/
実践的な関心を入り口として、法学の中へどう入

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読んだ本2022.02

・『刑務所の精神科医』

・勝又基(2021)『親孝行の日本史』中公文庫
親孝行の表彰に注目しながら、人々にとって孝行がどのように捉えられているか、どのような実践となっているのかということを探っていく。孝行を古臭い、反リベラルだと切って捨てるのではなく、人々にとってどのような意味を持っているのかを丁寧に見ていく。また、表彰という行為自体への洞察も興味深い。

親孝行は、言うまでもなく個人的な行為で

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読んだ本 2022,01

磯野真穂(2015)『なぜ普通に食べられないのか』春秋社
ずっと読みたく思っていた本で、やっと読めた。
 還元主義的な食の捉えかたによって、「美味しい」みたいな体験がなくなってしまうというの、介護に携わっている友人が厚労省が推進する科学的介護のためのデータ収集について「カロリーや栄養を記録しろと言われても、利用者さんと一緒にメニューを考えて一緒に作ったらわからない。そもそも、普段の食事ではそんなこ

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読んだ本 2021.12

・中森弘樹『失踪の社会学』
徒然草の「大事だいじを思ひ立たん人は、去り難く、心にかゝらん事の本意ほいを遂とげずして、さながら捨つべきなり。(59段)」を思うなどした。他のメモ的なのは以下に。

・『「死にたい」に現場で向き合う』日本評論社

・オニール『正義の境界』みすず書房
面白かった。第一部は読んだからとりあえず読んだ本として書いておくけど、第二章で提示された「この格律を表出もしくは成立させる

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読んだ本 2021.11

・大江洋(2020)『子どもの道徳的・法的地位と正義論』法律文化社
サーベイとしてはよかったんだけど、主張が見えにくくてどう扱ったものかという気がする。同意論からの正当化を試みることを正当化してないところが一番気になるかな。

・チャーニアク『最小合理性』
面白かったですね。全体的な感想をいくつか挙げておく。
①これでも理想化が過ぎるのではという気がするというのと、それはチャーニアクが依拠している

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読んだ本 2021.10

・大和田『職場のハラスメント なぜ起こり、どう対処すべきか』

・ 三柴丈典『職場のメンタルヘルスと法 : 比較法的・学際的アプローチ』
新しいことと、複数の国についてわかることには価値があったけど、所々訳が怪しかった気がする。

以上は労働法のゼミの準備で読んだ。

・門脇俊介『破壊と構築 : ハイデガー哲学の二つの位相 』
だいぶ前に読んだ気がするけど、10月だったか。
ハイデガーだけど読める

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読んだ本 2021.09

・ロールズ『正義論』

読んだふりから脱却した。

・ 米盛裕二(2007)『アブダクション』勁草書房

方法論に自覚的でありたい週間なので。あと、ケアとの関係で気になったというのもあり読んだ。

・マリオン・ヤング『正義への責任』

出版社が在庫を持ってないらしい。新しい翻訳も出たし、再版しないかな。

・深町晋也(2021)『家族と刑法』有斐閣

めちゃ良書。刑法の重要トピックと家族に関わる政

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