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人の背中を押すもの:L&L

人は弱いもので、いろいろな悪条件が重なると、頑張り続けることが難しくなる生き物だと思います。心身の調子にも波がありますし、普段なら何てことのないことでも、悪い状況がいくつか重なると前へ進む力が弱くなることもあるでしょう。

そんなとき、だれかに暖かな言葉をかけてもらったり、背中を押してもらえると、また、不思議と頑張れることがあります。


日常会話から、家族、友人知人、人間関係づくり、営業まで幅広い範囲で、有効なのは、みなさまご存じの通り。「褒める」です。

褒められると、嬉しいですし、気分もよくなり、やる気が出ることもあるでしょう。暖かな空気が身体の周りに接しているかのように感じられます。

いいこと尽くしな「褒める」ですが、これは既に様々なところで語られていると思いますが、結構難しい。なぜなら、褒めるためには、いろんな価値観を知っている必要があるからです。人は、自分の価値観に沿って褒められたときに、「わかってもらえた!」と受け取ります。

先日、私はある方を褒めるつもりで言葉をかけましたが、その方には褒めたとは受け取ってもらえませんでした。これは完全な失敗です。相手がどう受け取るかがすべてです。

接する人々の価値観を知っていないと、的確な「褒める」はできないのです。


初対面の相手など、相手の価値観を測りかねているときには、とりあえずの対策として、「私」を主語にして伝えることがあります。例えば、「私は、あなたの△△を見て、〇〇と受け取りました。」と伝えます。

すると、相手の価値観から外れていたとしても「あぁ、いろいろな視点があるんだな」と受け取っていただけることが多いので、的外れという事態を回避できるからです。


そして、そもそも、「褒める」のは対等な関係の場合のみです。尊敬する方に対しては、もちろん、一切、褒めることはしません。「褒める=評価する」です。私が評価するなんておこがましい。

「尊敬するあなたのお話を是非伺いたく、ここに参りました。」というスタンスで、質問をさせていただくことにしています。


◇ ◇ ◇


さて、一方、写真を撮らせていただくとき、人によりますが、私はあまり褒めません。目的が違うからです。

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