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天から落ちてくる星の破片

「死んだら埋めて下さい。大きな真珠貝で穴を掘って。そうして天から落ちて来る星の破片を墓標に置いてください。」


真珠貝を照らす月の光。

湿った土の匂い。

唐紅の天道がのぼり、落ちを繰り返す。


ある日、遠い空に暁の星がひとつ瞬いていた。


「夢十夜」 夏目漱石

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